ひきこもりは何故うまくいかないのか

 なぜ安心してひきこもることが出来ないのか。この問いの答えははっきりしていて、これは「みんながひきこもり初心者だった」からだ。今は昔、ひきこもりブームあり。あれから年月が経ちひきこもりビギナー達も中級者くらいにはなったと思う。

 新世紀これからは、よい感じでひきこもれるはず。ニートという言葉もこの中級者あっての言葉だと思う。ニートというのは要するに働く意欲がある「素振り」が出来るひきこもりのことだ。この辺が親を含めた世間との折り合いのつけどころなんだ。働きたいけど働けない素振り一つで余計な争いが避けられたりするのだ。

 かつては皆がひきこもりの初心者だったから真正面からぶつかるしかなかった。働きたくない、学校にも行きたくないというプライマルスクリーム(原初の叫び)が戦争を引き起こした。多くの血が流れ、傷つき、絶望した。薄汚い団体、宗教が入り込みひきこもりを金儲けの餌にした。経験が足りなかったんだ。ひきこもり新入生ばかりだったから。

 でももう大丈夫。ひきこもり生き証人とも言うべき中級、もしくは上級者が世の中にたくさんいるのだから。見て聞いてさわって実際のありさまを参考にすればいい。百聞は一見にしかずというではないか。世の中にひきこもりの知恵と呼ぶべきものが今はある。ひきこもる人に幸あれ。

コメント

  1. こんばんは。
    過去の記事をいろいろ読んで楽しんでおりますが、明日また就労支援のリタリコワークスに行かなければならず、というか行きたくなく非常に悩んでおります。
    行きたくねぇ!やりたくねぇ!と蹴ってしまえる勢いがあればいいのですが、それは無く、蹴ったら蹴ったで、他に頼る術も無く孤立無援になるような気がしてきます。
    これまで近場の就労支援事業所を転々としてきましたが、嫌になって辞めたり、働いてみたりで全敗しました。
    ここで相談というのも場違いだとは思いますし、迷惑かとは存じますが、これまで相談できなかった事ですし、何か思う所があれば聞かせていただければ助かります。

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