カブトムシ係

 働かないで家にいるひきこもりを悪者扱いにする人ばかりですが、やはり6年の積み重ね、甥っ子だけはひきこもり叔父さんの活用法を心得ております。1週間ほど甥っ子が田舎に帰ります。甥っ子のパパ、つまり私の義弟の故郷が北海道なのですよ。だからお盆は、北の大地で涼しい夏休みを過ごすのです。

 絶対エサをやり忘れないよう、何度も念を押されカブトムシの餌用のゼリーを渡されました。叔父さんのうっかりぶりを怖れているのです。でも叔父さんに自信あり、いにしえの小学生の頃には山にカブトムシやクワガタを捕りに行ったものです。何も捕れずしかたなくカナブンを持ち帰ったことや、遠くで野犬の咆える声を聞いてちびった昔が懐かしい。カブトムシにさわれない甥っ子に、あれこれ言われる筋合いはないのです。

 お盆の間せっせとカブトムシの世話をする、そんな“むいむい”ひきこもりが全国に100万人はいると聞いております。カブトムシ

コメント

  1. むいむいとは虫好きのこと。
    仏教の徳のひとつ「無畏」があります。
    智慧があるため怖れのない境地だとか。

  2. >お盆の間せっせとカブトムシの世話をする、そんな“むいむい”ひきこもりが全国に100万人はいると聞いております。
    一方、
    無為の日々間にせっせと記事を更新する、そんなひきこもりおじさんから勝手に赦しを受け取り一日を終える“無為無為”会社人が全国に108万人はいると思います。

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