ママン

よもやま話

カーッ、ぷえっ

カッーッ、ぷえっ、と痰をはく。そんな病人生活を10日以上続けています。ウイルスというやつは、がんばり屋さんで、この虚弱体質の男からなかなか離れようとしません。しかし一日中寝て過ごす安静生活を続けてきたおかげで、クロレッツのような緑色の痰が、黄色になり、そして透明になりました。やつらは死んだ。  それから2日、もう治ったと思ったのですが、ごほごほと咳が止まりません。風邪は治りかけが大事とも聞きましたので、まだしばらく安静にしていようと思います。なんで風邪が治らないのか、風邪なんて3日、長くても1週間で治るのが普通だろうと自分を責めていましたが、今ふと、これは自分のせいではなく、環境が悪すぎるせい...
ひきこもり

寸劇で世直しあったかファミリー隊2

俺たちの「寸劇で世直しあったかファミリー隊」の寸劇の動画、一部ですがネットで公開されています。みんなで演じる少年ひきこもり事件、というタイトルにド肝抜かれますが、内容はコメディーです。ひきこもり少年を、立てこもり犯と間違えて、警察が出頭。そこに正義のヒロイン、ママンが登場。うちの息子は本当は優しい子、といわんばかりにひきこもりとのあったかコミュニケーションを始めます。では、動画をご覧ください。  みんなで演じるって楽しいっすね ←クリック  現実なら、うるせーババアオレの部屋から出てけという場面ですよね。寸劇用にマイルドに表現されています。 少年「演劇することで勉強しながら社会の役に立てるって...
ひきこもり

寸劇で世直しあったかファミリー隊

まずは、この動画を見てください。  寸劇で世直しあったかファミリー隊 ←クリック  まーまーまーまー♪ おっほっほっほっほっ♪ おーはなしっ♪ すっるっ♪ ですよ。完敗です、すぐに兜を脱ぎました。ひきこもる気力をうばい取る、新しいママンズ社会運動です。うちのママンは特別にうざいと思っていたが、そのママンが量産型として、大人数そろっているという、ありえない組織です。詳しいことはまちプラ日記にのっています。折伏されてしまった人、あったかファミリー運動に参加したいという人は、そちらをご参照ください。  この動画を見て「バカヤロー」と思わず憤慨してしまった人は、まだまだひきこもり初心者です。好きの反対...
ひきこもり

ママンズブランド(下)

〈続き〉知らない人のために言っておくとイトーヨーカドーで売っているワニの服はラコステではなく、クロコダイルです。ここを間違えると親子喧嘩になるので注意してください。あとよくダイエーで売られている、ポロクラブは、ラルフローレンのポロとは何の関係もありません、馬の背中に乗って人がインディージョーンズのようなムチをもっていたらそれはポロクラブです、惜しい。ちなみに、勝山商事オリジナルTシャツはラコステの影響を受けております。  親孝行をやめ、支配からの脱却を試みる、ひきこもりご用達ブランドの筆頭がユニクロです。無地の洋服は自由の象徴、人民解放の証です。左の胸にママン印がないというだけで、なんという清...
ひきこもり

ママンズブランド(上)

ひきこもり息子がする最大の親孝行が、ママンが買ってきた服を着ることだということは、もう皆さん知っているはずです。ファッションをママン色に染める、それ以上の親孝行など存在しません。  とは言うものの、思春期を過ぎてなおママンズファッションに身を包むのは苦痛です。自分の好きな服を着たい、そうすれば、もっともてるはずだという考えからママンが買ってきた服を拒否するようになる、尾崎豊が歌う、支配からの卒業とはこのことだと聞いております。ママン生きがい喪失です。  ただ、ひきこもり男子は経済的に苦しい。この状況をひきこもりママンが見逃すわけがありません。まずは、変な下着を買ってきて様子を見ます。ちなみに今...
ひきこもり

ひきこもり母親探偵社

電車に貼ってある広告を見てビクッとした。アーウィン女性探偵社だ。ひきこもり息子の部屋をのぞいてやる、息子がパソコンで何をやっているか調べてやる、用がある振りをして息子の部屋の前を行ったり来たり、地獄耳での聞き込みだ、そんな母親たちが集まってできた探偵社にしか見えない。写真の中に私の母がいやしないかとヒヤヒヤしたが、いるはずがない。調査はできるが守秘義務が守れないからだ。 ※2021/10/04 追記 アーウィン女性探偵社が2017年に広告費をケチっていたせいで倒産していたことを知りました。これでホッと一安心ですな。 「アーウィン女性探偵社」経営会社が破産 SEO対策費の削減が裏目に
ひきこもり

ひきこもり親子が仲良く暮らす方法

一言も口をきかないことです。ひきこもり親子が一つ屋根の下で仲良く暮らしたいのならお互いに一言も口をきかないことであります。食事中に「誰のおかげで飯をくえるんだ」「うるせー」とか言わないこと。こんな簡単な決まりごとを守るだけで家の中は静かで快適なものになるはずなのです。  そうなのかと実行に移そうとしてはたと気づく、ママンが食事中に一言も口をきかずにいることが現実的にありえるだろうかと。机上の空論、絵に描いた餅。そもそも何故あんなに働け出てけと罵り続けるママンがひきこもり息子の夕食を毎日作り続けるのだろうか。誘っているのです、台所こと親孝行トーク場に誘っているのです。審判が笛を吹き、選手がちょん...
ひきこもり

ひきこもりパパラッチ

故・ダイアナ妃と言えばパパラッチ。有名人の写真を盗み撮りして新聞や雑誌に売り込む連中ことです。日本で言えばフライデーの記者ですかな。とにかく追い回し、待ち伏せして写真を撮りまくる。ダイアナ妃が泣いてやめてくれと言っても、それ今こそシャッターチャンスとばかりにばんばんと撮影する。こういう場面をテレビで見ているとたまらなく厭な気分になります、なぜだろうか、我が家にも否すべてのひきこもりの家庭には母親という名のパパラッチがいるからです。仮にハハラッチと呼ぶことにする。  カメラのフラッシュやシャッターの変わりに、「出てけ」「働け」を連呼する母親パパラッチ。洗濯や掃除にかこつけて子ども部屋の前で待ち伏...
ひきこもり

武蔵坊内弁慶

すべての男子の心には、鬼より怖いインサイド弁慶が住んでいる。すべての母親の心には、鬼をも恐れぬインサイド牛若丸が住んでいる。こんなのが同じ家に住んでいるのだから毎日が壇ノ浦合戦です。「働け、家から出てけ」と牛若が罵れば、「うるせーババア、オレの部屋から出てけ」と弁慶が怒鳴る。阿修羅の眷族、地獄の鬼、人間らしさなどどこにもない、畜生のいがみ合いがあるばかりです。  ああ、何たることでしょう。チンギス・ハーンも裸足で逃げ出すような、薄汚い罵り合いが日本全国の家庭でおこなわれているのです。なお、この争いはキャッキャッと嬉々として戦いを挑んでくる牛若丸に弁慶が愛想を尽かすまで、延々と繰り返されるのです...