フリースクール

よもやま話

僕は登校拒否児である、を読んだ

知っている人はよく知っているが、知らない人はまったく知らない、児童精神科医の故・渡辺位(わたなべ・たかし)氏の正体が書かれている本です、小泉零也著『僕は登校拒否児である』、でも別に渡辺氏の話がメインではありません、不登校や学校教育のあり方を問う自叙伝であり、ポエム集であったりするのですが、やはり一番パンチが効いているのが、渡辺位氏にまつわるエピソードです。  著者の小泉零也氏が子どもだった頃、千葉県の国立国府台病院に通うことになるのですが、そこで担当医として待ち構えていたのが、児童精神科医渡辺位こと、悪魔のワタナベでした。  ワタナベは頭痛を訴える小学生だった著者に、頭痛薬と称して〝抗精神病薬...
教育

よりよい教育をすべての人に

ゴリラはすごい負けず嫌いだそうです。人間もそうですが、ゴリラはもっとそうなのです。そんなゴリラが目指す人間関係ならぬ、ゴリラ関係が〝対等〟です。どちらが上でも下でもない、対等な関係です。  一方、ニホンザルが(彼らも負けず嫌い)目指す人間関係ならぬ、ニホンザル関係はというと、それは自分の〝勝ち〟なのです。サル山のボス猿、あれです。強い者と弱い者をはっきりさせ、見せつけ、序列をつくる、それがニホンザルの目指す社会です。  ゴリラは対等、だからとったエサも分けなくてはいけません。バナナを持っていると、みんながよってきて「私にもわけろ」となるのです。ちなみに分けろと要求するのは、弱いゴリラの仕事だそ...
不登校

まとめ【東京シューレ】フリースクール施設で性被害、訴訟和解 〈記事追加&訂正〉

東京シューレでおこったスタッフによる性暴力問題事件のまとめ
不登校

教育機会確保法の見直しと馳浩について(3)【マニア向け】

プロレスラーを安易に国会議員にするのはいかがなものでしょうか、スポーツ平和党のアントニオ猪木しかり、片岡鶴太郎似のレスラー大仁田厚、そして馳浩と…、こうして並べると馳浩がいちばん華がないよな、馳なんかより北海道で市議会議員をしている将軍KYこと、若松マネージャーのほうがよっぽど華やかさがある。  馳浩問題、教育機会確保法が密室でつくられているのは、かつて革命しない革命プロレスラーであり、人気レスラー武藤の黒幕と呼ばれていた、元体罰教師の馳浩が幹事長なんかやっているせいじゃないかと思っている。こいつを辞めさせたい、でも馳を次の衆議院選挙で落とそうとしてもそれはできない。だって落選運動をどんなにし...
不登校

教育機会確保法の見直しと馳浩について(2)【マニア向け】

プロレスとは、馳浩とは  馳浩、知らない人もいるかも知れないが元プロレスラーです。アントニオ猪木ほど有名ではないですが、馳浩も元オリンピック選手(メダリストではない)というのが売りのプロレスラーだったのです。  プロレスとは何か、格闘技なのか、スポーツなのか、男版宝塚のようなものなのか、これはやっているほうも、見ている方も実のところわからないと思う。戦って勝つというだけでなく、試合を盛り上げて、観客にアピールするという不思議な要素を含んだ興行であります。結論から言えば、シナリオがあって、それにそって試合をしているので、「筋書きのあるドラマ」というのがプロレスを表現するのに一番しっくり来ます。馳...
不登校

教育機会確保法の見直しと馳浩について(1)【マニア向け】

↑ポンチ絵。ネットからの拾い物。クリックすると大きくなるよ。  教育機会確保法が成立して3年、その見直し試案ができたらしいということを知ったのですが(ネットかどっかで)、肝心な試案そのものを見ることはできません。  ただ試案をA4の紙1枚にまとめた概要がネットに落ちていました(2019.06.16追記、 ←このブログで合同総会で配られた資料が見れるぞ)。一般の人には馴染みがないですが、これは議員会館の中で「ポンチ絵」と呼ばれているものです。議員会館にはパワーポイントでポンチ絵をつくる職人(官僚?)がいて、般若心経とマンダラを組み合わせたような珍画をつくりあげ、これを議員に配るのです。  3年前...
よもやま話

良心がなければ、良心の呵責もない

良心がなければ、良心の呵責(かしゃく)もない。悪いことをしても、心は痛まない。罪悪感もない。世の中には良心がない人がいるんだ、ということを学んだ。良心のない人間なんていないという思い込みが、間違っていた。  良心のない人間の良心に何を訴えても、それは無駄なことであった。方法論として間違っていた。反省しています。  嘘や不誠実を指摘しても、何も感じないのです。良心のない人間は、問題点を直しません。問題点を指摘されれば、恥をかかされたと憤慨し、隠蔽することに精をだす。どうやって、ごまかすか。そのために努力する。ごまかせないならば、無視する。もしくは無理やり、正当化する。  問題点を指摘され、過ちを...
教育

不登校運動の敗北(1)

書きなぐりメモ。 ※  衆議院の文部科学委員会の傍聴に行ってきました。衆議院の文部科学委員会で不登校法案こと教育機会確保法案が審議されるというので見に行った。勉強になった。そのなかから、いくつか気になった点があったので紹介したい。 ↓以下のサイトで当日の様子が見れます。  民進党の寺田学議員の質疑に注目、50:51あたりからの発言です。これが東京シューレの奥地圭子さんが子どもたちを議員会館に連れて行ってやっているロビー活動と、瓜二つなのです。要するに文科大臣に「学校を休んでいいと言ってください」とお願いするというパフォーマンス。  動画を見るのが億劫な人のために、おぼろげな文字起こし(省略して...
不登校

政治資金パーティーとフリースクール #不登校

前にも書きましたが、政治資金の白紙領収書が話題になっているようなので改めて。政治資金パーティーとは、政党や政治団体などが、政治活動資金の調達手段を目的として開催されるパーティーのことです。こんな薄汚いモノに、非営利団体である、貧乏フリースクールが関係するわけない、と思っていましたが、間違いでした。ずぶずぶの関係だったのです。喜々として政治資金パーティーに参加していることが発覚したのは、2015年の11月のことです。  ばーん。度肝を抜く1枚の写真をブログに発見。馳浩議員(当時・文科大臣)と仲間たち。「多様な学び保障法を実現する会」のメンバーとの説明がありますから、人違いではありません。子どもに...
よもやま話

なぜ戸塚ヨットスクールは、ヨットレースの選手を育てないのか?

なぜ戸塚ヨットスクールは、ヨットレースの選手を育てないのか。なぜヨットと関係のない、不登校児童を相手にスパルタ教育をしているのか。本来はヨットスクールなのだから、オリンピックで優勝できるようなヨットレースの選手を育成する場所なのに、やっていることは不登校を治すための拷問です。  キ◯ガイ校長の戸塚宏は太平洋横断レースで優勝した経験者です。学校にはヨットレース選手が集まってもよさそうですが、そうならないのは戸塚宏のヨットレースの勝因が「我慢」にあるからです。ただ、ひたすら我慢でレースを制止てきたのですよ。  船体を軽くするために食料を減らし、時間のロスを減らすために睡眠時間を減らした。食料は乾燥...
よもやま話

戸塚ヨットスクール

戸塚ヨットスクールで女性自殺(魚拓)というニュースがありました。4人殺して、たった懲役6年でおなじみの戸塚ヨットスール、校長は戸塚宏。入塾にはまず335万円を払い、毎月生活費として11万円払う。何がどうなると、こんなことか成立するのだろうか。戸塚校長その人が、非行・犯罪の頂点にいるのに。