「学校に合わない子ども」と「子どもに合わせない学校」

①子どもに合わせない学校
 ↓
②学校に合わない子ども
 ↓
③学校に合わない子どもを収容する施設

 ホップ、ステップ、ジャンプ。不登校対策の三段活用とも言うべき、この流れ。一番の問題になるのは①のはず、ここが震源地なのですから。しかしたいていの人が、それぞれの思惑を持って、ここをスルーする。

 もっぱら②にスポットライトがあたる。最近、問題児童生徒から不登校児童生徒に名前を変えたが、ようするに②ということです。

 そして今ブームになってきているのが、③のところ。教育支援センター(適応指導教室)、夜間中学、特別支援学校(学級)、特例校、フリースクールなど。N中等部もここに入る。居場所というと耳障りがよいが、ようするに③なのです。

 ①と③はセットである。①がなければ、③は成立しない。だから③は、①の存在をいろいろ理由をつけて承認する。①はますます子どもに合わせなくなる。だから少子化になっても②は減らない。結果、③が事業として繁栄する。

 いかがなものでしょうか。こんな解説をして、感心するのも一興ですが、「学校に合わない子ども」に合わせる学校をつくる(屁理屈がすぎる!)という、学校もどきが乱立する社会の流れを眺めていていいのだろうか。およばずながら私はここに、それはいかんの「い」を表明いたしますぞ。

コメント

  1. 教職にに合わないヤツでも教師になれるのが大問題と思う。

    • 企業に就職できないやつが、教師か塾の講師になるんですよ。

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