多様な教育機会確保法案 第二次文科省修正版 PDFダウンロード 朝日新聞の元ネタ?

 朝日新聞の1面に、 「学校外で義務教育」18年にも新制度 自民慎重派容認 の記事が出たのが、1ヶ月以上前の11月13日。

法案

 新条文が出たのかと、不登校業界でも話題になりましたが、肝心の条文がなかなか手に入らない。でも12月22日の超党派フリースクール等議連連盟・夜間中学等義務教育拡充議員連盟合同総会の直前になって、記事の元ネタであろう条文の修正案が、ひょっこりと流れてきました。これはそのコピーのコピーです。さあ、ごちそうだよ。

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 第四章にあった個別支援のような実体的規定がなくなり、理念法になっている。しかし、これは、詐術でござる。

真田丸

 まちがいない、大阪冬の陣方式で、法案を成立させる気だ。来年の大河ドラマ真田丸でおなじみの、大阪冬の陣、戦国ファンであれば常識ですよね。豊臣家を滅ぼそうと、江戸から攻め込んできた徳川軍と豊臣家との戦国時代最後の大戦。あれと同じやり方で、不登校運動を滅ぼそうとしているのです。

 大阪冬の陣とは。徳川家康が大軍で大阪城を攻めるも、真田幸村の大活躍もあり、城はなかなか落ちない。そこで家康はいったん和睦することにします。もう戦争はしないよ、そのかわり大阪城の外堀をうめてくれ、そうすれば撤退する、という条件を豊臣方にしめした。おろかな淀君と豊臣秀頼は和睦に応じてしまい、大阪城の外堀はすべて埋められてしまう、裸の城になる。

 半年後、大阪夏の陣。満を持して、徳川家康は、難癖をつけて豊臣家を滅ぼすため、再び大阪城に攻めに来んできます。前回の和睦で外堀は埋められ、真田丸も破壊されてしまいました。城の防御力は、ないに等しい。徳川の大軍を前に勝ち目はない。、真田幸村、後藤又兵衛などが奮闘するも敗北、大阪城は炎上、豊臣家は滅びるのです。

 これをそのまま、フリースクールに当てはめたらいい。豊臣秀頼は不登校児、淀君は奥地圭子さんです。徳川家康は安倍晋三(もしくは馳浩か下村博文)です。不登校運動を攻めあぐねていた文科省が和睦工作を始めたのです。手始めに個別学習計画のような実施法を条文からなくして、理念法にする。そのことで反対の声をあげにくくさせる。そのうえでゴリ押しで、法案を成立(和睦)させるのです。子どもの権利がなくなる。不登校運動が獲得してきた権利がなくなる。こうやって、外堀がうまる。

 市民の力を弱めてから、おそらく三年後、個別学習計画のような実体的規定をつくる。その時に反対しようとしても、もう何もできないだろう。基本指針をつくるのは文部大臣です。自分たちが望んで作った法律に、逆らえないという構図。結果、不登校運動(豊臣家)は滅亡すると。どうよ。
豊臣家滅亡

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