ひきこもり勝ち組プール

 暑い、暑い、と言って部屋でへばっているというのは、自由時間の使い方として間違っています。暑ければプールに行けばよい。近所の市民公園プールに行きたまえ。昼のランチタイムが穴場で、プールもあまり混んではいない(ただし土日は除く)。

 夏の日差しをあびて、もやし色の肌に刺激を与えよう。もやし一族よ、いまが唯一、全身に日を浴びることが出来る季節なのですよ、もやし色の肌が夏の日差しをあびて、ちょっぴりピンク色になる、ひりひりする、それがいい。

 25メートルプールをクロールで、行ったり来たりしております。泳ぐのは、30分くらい。真夏にウォーキングなんかしたら、熱中症で倒れてしまうでしょ、それにおじさんの油汗がベトベトして気持ち悪い。プールならどんなに汗をかこうと、おじさんだろうと、常にすっきり爽やかです。

 プールで泳いだあとは、はスーパーに立ち寄り昼食を買う。「冷やし中華」を買うのが勝ち組への道です。暑くて食欲がなくても、冷やし中華なら食べれる。それに冷やし中華はバランスがいい。上にのっている具を見てみたまえ。きゅうり、卵、ハムとバランスよくのっとるではないか。神のバランス食品、それが冷やし中華なのです。

 「昼にプールに行き、そのあと冷やし中華を食べれば勝ち組になれる理論」を脳内で構築し、世界に発表したいと、気持ちが上がっておりました。

 ごきげんでプールから帰ってくると、お盆に北海道に行っていた甥っ子兄弟が、我家に遊びに来ていました。おじさん、どこに行っていたんだ? と聞くので「プールです」と答えると、誰と? と聞くので「ひとりです」と答えると、ふたりに爆笑されてしまいました。

 怪しすぎる、というのです。夏にやっている、市民公園プールなんてところは、「小学生」が行くところで、46歳のおやじが、一人でいって、真顔で泳ぐようなところではない、と言うのです。

 そうだったのか…、ひきこもり6畳間では気づくことのできない世間の価値観を知らされた気がして恥ずかしく思いました。でもその怪しい勝山おじさんはね、しょっちゅう公園プールに行き、しかも障害者手帳を持参し、100円の入場料を半額の50円にねぎっているのですよ。

 ひとりでプールに行く、怪しい精神障害のおじさん。無敵ですな。そういえばプールの監視員がなんだか私のほうを見ているような、見ていたいような…、いやいやそんな被害妄想はやめましょう。

 だからなんだと言うのですか、どーんといけ。今日も明日も、暑い日には、プールに行き、ぐいぐいと泳いでやりますぞ。夏の正しい自由時間の使い方。昼にプールで泳ぎ、冷やし中華食べることです、これが勝ち組の生き方なのですよ。えっへん。

Pool

コメント

  1. そいうえば日の出と同時に
    クワガタ、カブト虫をとりにいってしまたね。
    ちなみに宿題は夏休みに入る前に終わらせるのが
    かつちゃんスタイルでした。夏休みは勉強しないのです。[E:#x1F419]

  2. 名人の話で小学生の頃の夏休みを思い出しました。 早朝にクワガタ、カブトを乱獲して その帰りにラジオ体操。朝食後はテレ朝のアニメや特撮の再放送を楽しみ、学校のプールへ通う。宿題?それ美味しいの? そんな生活をしていたら、こんな大人になっちゃいましたwww

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