お年玉を甥っ子次男坊に4000円

 私自身、親戚の価値をお年玉の額で決めていた、嫌な子供だったので、唯一のお年玉をあげる相手である、甥っ子兄弟には満足いただけるよう、細心の注意をしています。とは言え、勝山おじさんもそんなにお金持ちというわけではないので、正月は甥っ子二人と話し合って、お年玉の金額を決めます。

 まずは甥っ子長男坊(10歳)に「いくら欲しい」とずばり聞くと、「5千円」と回答。すかさず勝山おじさんが「いかがなものでしょうか」と切り返します。はなからお年玉会議は膠着です。目先を変えて、甥っ子次男坊(7歳)に、いくら欲しいか聞いてみると「お兄ちゃんと同じがいい」と返答、小学一年生に5千円は高すぎと、勝山おじさんは拒絶。えこひいきだと、甥っ子次男坊が憤慨です。

 小学校4年生と小学1年生にいくらお年玉をあげればいいのか。今年だけの問題じゃありません。年々甥っ子は大きくなっていくのです、つまり年々お年玉の額をアップしていくんでしょ、でも勝山おじさんの収入は年々増えることはないのです。高校生くらいまでお年玉をあげると想定しても、今からやすやすとお年玉の金額をあげるわけにはいきません。ちなみに私自身は30歳までお年玉をもらっていました。

 お年玉会議が始まる前の予測では、お兄ちゃんは4千円、弟は2千円くらいだろうと考えていたのですが甘かったです。特に甥っ子次男坊がお兄ちゃんと同じ額を要求するので計算外でした。なんでもお兄ちゃんと同じがいい、同じでなければ、泣く、さわぐ、の次男坊を納得させなければなりません。

 駄々をこねまくる次男坊と、お年玉をケチるしみったれた親戚のおじさんを見かねて、甥っ子長男坊が出した案が、「とりあえずお年玉はいらないから、サッカーの本を買って」というものでした。欲しいサッカー雑誌があるというのです。さっそくパソコンを起動して、アマゾンで注文、720円でした。甥っ子長男坊とのお年玉会議、一時終了。

 残るは次男坊、なかなか5千円の要求を取り下げません、妥協案としてポケモンカード+4000円ということで、お年玉契約が成立しましした。

 数日後、アマゾンから本が届き、それを甥っ子長男坊に手渡しました。「これは、いい本だ」といたく感心しており、ご褒美としてお年玉を3500円にまけてくれました。よかった。というわけで、今年のお年玉は、総額7500円。まずまずですのう。

コメント

  1. 私はお年玉を甥っ子にあげられない。だって、しばらく働いてないから。正月に私の親や兄弟がお年玉を甥っ子にあげているのを見ると、心が痛いです。親は働いてない私に、お年玉を出すようには催促しません。甥っ子にはダメなおじさんだと思われていたら、大変つらいですね。

  2. 太っ腹なおじさんだと思われたい。
    そのための出費ですよ。

  3. 太っ腹ですね。私は正月誰にも会わずに引きこもってたので、あげる相手も、もらう相手もいませんでしたが。あ、訂正。正月は自助グループで人に会いました。

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