涙あふれて

 甥っ子が小学生になって二ヶ月が経ちました。あんなにうるさかった甥っ子が、静かーになりました。おとなしくなったというよりは、生命力がなくなった。勝山叔父さんは涙が止まりません。学校の怖ろしさというものを20年ぶりに思い出しました。

 人見知りの男子にとって、新学期=暗黒期です。仲のいい友達もできず、休み時間まで居心地が悪い。まわりのクラスメイトはどんどん友達を作っていくのに、自分はぼんやりとそれを眺めているだけ。苦行。人間的につまらない奴ほど、一学期にしゃしゃり出てクラスの学級委員になる。15年後には、必ずアムウェイか創価学会に熱中するカスどもです。

 ひきこもり作業所からの帰り道、バイクで走っていると、歩道をとぼとぼ歩いている甥っ子を見た。涙あふれた。管理教育のせいなのだろうか。ああ、なんたるさまよ。一人で下校しているなんて、高校時代の私ではないか。見るに見かねて、バイクを降りました。

 ばーん、叔父さんだよーん。甥っ子の反応は鈍く、疲れた表情でちょっと笑い、「叔父さんはいつもここを通るの?」とだけ話しました。こんな低いテンションの甥っ子を予想もしていなくて、反応できず。叔父さんは棒立ちです。

 「バカジジイ」ぷりーず。「変なオジサン」ぷりーず。しかし甥っ子はおとなしく道に立っているだけです。まあ外ですから、家の中のようにふざけるわけにはいきません。それを考慮しても、あれっ、人違いだったのか? 甥っ子に似ている別人に声をかけてしまったのでは、そんな妄想にまで襲われました。

 新学期が過ぎ、まわりにいくつもの仲良しグループが出来始めているのに、自分はその輪の中にいない。誰もがこぼす涙です。早く夏休み、来い。

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コメント

  1. 勝山実 より:

    不登校不登校というフリースクールに
    不登校という子供には注目しています。
    人間関係すらたいして重視していません。
    それ以外の部分で、学校や会社以外で勝負できる部分を見つけてほしい。

  2. ろって より:

    学校って、実は勉強よりそういう人間関係の
    難しさ、嫌な奴、我侭な奴が多いということを
    学ぶ場だと思います。
    あふれた自分はおかしいのか?
    そんなことはない、個性的なのだよと、
    ヒキ叔父こそが教えてあげてください。
    太田光は高校時代友達がいなかった。
    そういう人間が休みがちになるという定説を
    破って卒業式では皆勤賞を授与されたそうです。

  3. しかし勝山さん…
    くれぐれも、気をつけてください…
    わたしは兼ねてから、フリー・スクールなるものに、
    小さからぬ疑問を抱えている男です…
    すなわち、あえてわざわざスクールの前に、「フリー」
    と銘打つ、ある種のみだらな胡散臭さといえばいいのか。
    不幸な者をさらに不幸にすることでカネをせしめ続ける、
    “悪辣な猿”が蠢いているのが、わが国の現状でもあります!
    そして、幸か不幸か…刑務所、病院、学校は、
    ほぼセットとなってこの世界に誕生したのも…
    歴史的な事実です。
    乱文にご容赦を

  4. 勝山実 より:

    ひきこもりの王道のど真ん中、
    ひきこもりニルヴァーナ目指してがんばってもらいましょう。
    私はよく水道の水を飲んでいました。
    のども渇いてないのにね。

  5. コーラスライン より:

    学校の休み時間、中学時代は寝たフリで乗りきり、高校時代は図書室に退避して乗りきった事が思い出されます。
    大学行くなんて考えもしませんでした。
    休み時間が苦痛で。

  6. イシイ より:

    恥じることはありません
    甥っ子さんは勝山さんの血を引き継いだ男です
    世間の目に負けず、一本筋の通った男前な引きこもりにしてやってください

  7. 勝山実 より:

    叔父さんは甥っ子のため、インターネットで不登校のための
    フリースペースを検索しています。準備が大切。
    あと一ヶ月半で夏休み。長い。
    長すぎる。学校にいると一日が一ヶ月に感じるからなあ。
    勝山ママゴンの前に、勝山叔父ゴンあり。
    習い事を忌み嫌う、阿修羅王にかなうものはいません。
    イメージできにはマチャミですよね。
    つまらないくせに、人前に出たがる感じが。
    こども刑務所、恐るべしですよ。
    人格を改造しているんじゃないかと思うくらいです。

  8. おぶろもふ主義者 より:

    学校って「こども刑務所」ですよね。

  9. 僧正 より:

    久本○美さんを思い出したのは、ああ、私だけなのでしょうか。
    小学校の級長といったら、間違いなく彼女のはずです。

  10. 16 より:

    人見知りの男子にとって希望の光である夏休み。しかし私の場合その夏休みほど恐ろしいものはありませんでした。なぜなら教育ママゴンによってスパルタ塾の夏期講習会やら鬼コーチのスポーツ合宿やらで埋めつくされていたからです。私にとっては夏休みこそこの世の終わり、生き地獄でした。勝山ママゴンは息子で果たせなかったかたきを孫でとばかりに今から夏期講習会やら合宿やらのパンフレットをわんさか集めだしたりはしていないのですか?甥っ子さんはおばあちゃんの笑顔を見たいばかりにウンと言わざるをえないでしょう。

  11. 梅磯 より:

    夏休みが近づくことだけが学校に通うモチベーションだったことを思い出しますね。

  12. 瀬戸内晴美 より:

    おじさん泣かないでください。今、おじさんとして出来る事があるはずです。甥っ子ちゃんをアムウ○◎や〇〇〇会に入って勧誘する大人にしてはイケません。