ブログを書いている人なら心の中に、好きなことを好きなように書きたいひきこもり小説家と、とにかく自分が書いたものを読みたいひきこもり読者と、他の人も読むかもしれないのだからもう少し質の高い面白いものを書くべきと考えるひきこもり編集者の3人が住んでいるはずだ。なっ、ボクの病んだ心の中だけじゃなくて君の心の中にも住んでる。
最近ひきこもり編集者が面白くない、もうちょっと笑わせないとだめだよかつちゃんとダメ出しする。なんだよこっちは上機嫌でブログ書いてたのに、とひきこもり小説家は考え込む。ブログの更新が遅くなる。そうすると、おいおいいつまで待たせるんだ何でもいいから早くブログ更新しろとボクの心の中にいるひきこもり読者が催促する。たかがブログじゃないか。文学じゃないんだから、読みたいから適当に早く書いてくれとねだる。そんな読者の声を聞き、そうだな軽い気持ちですらすらっと書くか、とひきこり小説家。おいおいちょっと待て、ユーモアひきこもりというのがお前のアイデンティティじゃないのか。笑わせてナンボだろ。書くからには笑わせるものを書くべき、とひきこもり編集者が言う。小説家、読者、編集者、3人がボクの心の中で意見を戦わせる。その結果が今書いているブログなのだ。
でもこの3人の一番の心の葛藤はこんなことしている暇があったら、働いたほうがいいんじゃないかという心の迷いだ。働くまでいかなくても、もっと他にすることがあるのではないかと…。