ひきこもり遺伝子

 困った時に助け合うのが家族だ、なんていう漠然とした考えは、一度ひきこもればどこかに吹き飛んでしまう。苦しいときに真っ先に自分を排除しようとするのが家族なんだ。

 血のつながった親ですら、自分が苦しんでいる時に、何の助けにもならないのだから、困った時に赤の他人が親身に相談にのってくれるはずがない。公共の相談機関や役所の人間にゴミのようにあしらわれても、ひきこもりが怒りもせず「当然だよな」と納得してしまうのは、ひきこもりDNAによるところが大きい。

 

コメント

  1. 至近距離でひきこもりを迫害するのがボクの知っている家族というやつです。
    ひきこもりの業というものについて考えるとこんな感じになりますなあ。

  2. こういう文章が出てくるのは、今の勝山さんが追い詰められた状態であると推測してしまう。想像すると僕まで辛い。

  3. 困った時、助け合うのが家族・・・という「常識」が何となくはびこっていますが、実は、助け合うのではなく、様々な精神的な障害を受けるのも、実は家族なのかと思います。
    世の中の人とのかかわりの中で、色々な問題を受けてしまうのは、多々ありますが、それが家族からと言うのは結構あります。
    家族のように接近しているから、余計様々な悪影響も大きいのかもしれません。
    他人ならば、接近している距離が離れているので、悪影響を受けてもそんなに問題にならない。
    いざとなったら、会わなければいいのですから・・・。
    でも、家族では、そうはいかない。
    現在の30代の人が、精神的な病を持っているのは、ちょうど子供が大量生産された時代であり、同一思想、行動をさせることにより、合理的に人間管理をすること、それに便乗した企業やもろもろの人たちの利益を生み出しやすかったことでしょうか。
    その利益目的が、絶対的に人生の法則として成立してしまったため、それに従った親たちの思想、行動から逃れられなかった30代の悲しき青春時代の苦く切ない、家族関係の結果なのか・・・と思うところがあります。

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