甥っ子がチョコレートを英語でなんていうか知ってる? と聞くので、笑ってチョコレートはもともと英語だよと教えてあげると、違うよと言うのです。そして口をすぼめて、
「ちょーくりとぅ」
と言いました。叔父さんは不動明王の顔になり、
「なにおう! しゃらくせえ」
と甥っ子の頭に力道山チョップを何度もおみまいしてやりました。ひらがなもろくに読めないくせにと、ドメスティックバイオレンスです。
甥っ子はキャッキャッいいながら逃げ回ります。昔から犬(dog)をダーグと発音する人間に、ろくな奴はいませんでした。非行少年の始まりです。子供が英語なんか覚えていちゃだめ。
それが試験出る英単語を全部覚えて、そして全部忘れてしまった叔父さんが言える、たった一つのメッセージ。
コメント
ふえん、平安朝時代をおもわせる
やわらかな響きですなあ。
もう5年もコンビを組んでいるので、
どこを刺激すれば一番反応がいいか
お互いに手の内を知り尽くしているのです。
余程ねじくれていない限り、いい学校から
いい会社に進むことがいいことであると思うのでしょう。
これを叔父さんの権限でどうすることもできんのです。
習い事をたくさんしている奴が
すくすく育ったというケースを
見たことがありません。
公文とスイミングスクールが習い事のワーストだと思う。
小学校高学年くらいになるまでは
あまり習い事などしないほうが
いいと思います
大事なときに勉強しなくなるから
だそうです
甥っ子さん、英会話の勉強を始めたんですか。
いい学校→いい会社→いい人生というつらくて無意味なエリート道を甥っ子さんが歩み始めたのでなければいいのですけど。
微笑ましい風景が目に浮かびます。
甥っ子さん、可愛いですね。
わたくしが学生時代に中年の英語教師がいました。
彼は『when』をいつも『ふえん』と思いっきり日本語発音で発音しておりました。
おかげで、いまでも彼の『ふえん』が耳に付きまとい離れません