6月くらいからずっと、ミニトマトのアイコを丹念に育てております。ホームセンターで苗と植木鉢と土をまとめ買い、どーんと投資をしたうえでのベランダ菜園。しかし陽当たりの悪い団地の1階という条件に加え、今年は想定以上に梅雨が長かったせいか、アイコの葉っぱは黄色になり、土には「コバエ」がわんさか湧くという始末です。
アイコはだめなのか、いや、わたしはアイコをあきめない。殺虫剤をばんばんかけてやり、コバエを皆殺し。そのうえで、化石肥料をたんと撒いてドーピングしてやりました。どうだ! なにが無農薬だ、なにがオーガニックだ、しゃらくせえ。
そのかいあってか、第1弾ミニトマトが実をつけ始めました。ベランダ菜園の醍醐味は朝に完熟したトマトを採り、そのまま食卓のサラダに使うこと。超ウルトラ新鮮野菜サラダの出来上がりです。
じっとアイコを眺め、今日か、明日かと、アイコが熟し、真っ赤になるまでぐっと待つ。そろそろ収穫かというその日に、アイコはなくなっていました。実が落ちたのかとも思いましたが、どこにもない。
鳥(たぶんカラス)に食われたようです。とほほ、と思いつつミニトマトの実はまだまだある。100円ショップで防鳥用のネットを買ってきて、ざっくりと植木鉢にかけました。鳥は羽がネットにあたるのは嫌がるそうなので、これくらいすれば十分だと思ったのです。
ミニトマトが緑色からオレンジになり赤になる。そうやって第2弾のミニトマトが熟してきて、いよいよ明日収穫というときに、またまたアイコはいなくなっていたのです。
カラスだ。まちがいない。こんな防鳥ネットの隙間からアイコを掠め盗るほど賢い鳥は、カラス以外にいません。
「猟銃」という単語が頭に浮かびました。YouTubeで竹串入りの魚を食わせてカラスを退治するという「怖しい方法」も見つけました。が、そこまでやるともうカラスとの戦争です。平和主義者としては躊躇しますな。
アマゾンにはカラス対策としてこんなものも売っておりました。

ダミーカラス。2980円、買えない値段ではない。これをベランダにぶら下げておけばカラスは近づかいないかもしれん。でも、近所の住人も怖がってもっと近づかなくなってしまうのではないか。ただでさえ謎の住民だ、目立つ行為はしたくない。
なので無難にベランダに釣り糸を張ることにしました。カラスは透明な釣り糸が見えないので、羽が釣り糸に引っかかりビックリして逃げる、そういう仕掛けです。さらに植木鉢をしっかり防鳥ネットでくるむ。最後に大事なのはアイコが真っ赤になる〝前〟に収穫すること。食べ頃まで待っていたらカラスに食べられてしまうからです。早めに収穫して、冷蔵庫のなかでじっくり熟すというのが必勝法です。
体制は万全ですが、肝心のアイコがいけません。花は咲けども実がならない。気温が暑すぎるとミニトマトは実をつけないそうなので、少し涼しくなる九月が勝負の月だと思っておりましたが、9月になったとたん秋雨、寒い、暗い。アイコも元気がない。ベランダで小さな花を咲かせては散っていきます。「めざせ!多収穫」のはずが、今現在収穫は3粒。儚いですのう。



コメント