2018年を振り返る

 2018年は終活元年。私のでなく、要介護5の寝たきり老婆ママンの喪主としての終活です。まだ生きているので遺言ではないのですが、振り返れば老婆の「ヨドバシィ!」という面罵が、日本語での親子最後の会話となりそうです。

 今はもう体の筋肉が思うように動かせなくなり会話をすること(いがみ合うこと)はできません。「あーーーーかあーーーー」という、おたけびだけが唯一のママンボイスです。2月には喪主としての必需品である、喪服(フォーマルスーツ)をはじめ、ワイシャツ、革靴と3万円以上かけて一式揃えました。いよいよと覚悟を決めたのです。

 いよいよだ、いよいよだと、覚悟は深まり、11月くらいからはいろいろな用事を断って、心の準備をしていましたが、ママンはいつもの通りに「あーーーかあーーーー」とおたけび続け、月日だけが過ぎてゆき、気づけばと正月がぐいっと迫ってまいりました。

 ダディーがすでに「おせち料理を注文」している、との情報を甥っ子経由で知りました。ええっ、あれれれ、ママンの病状を暗い顔で悲観しているのは私だけのようです。まあそんなんで今年も終わり、あとやることは、年越しそばを食べてフィニッシュするだけです。よいお年を。

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