都会に雪が降ると必ず転んで怪我をする奴がいる

 我が家の老婆ママンが、雪だと大はしゃぎしながら、滑り止めの付いた長靴を履いて出勤→転倒→顔面強打→病院→帰宅という何をしに出かけたのかさっぱりわからない、そんなことをやりました。先週のことです。

 私は賢者ですから、雪が降った日は一歩も自宅から出ずに自宅待機。それだけではありません、次の日は雪が凍って、スケート場のようになっていると予測して、2日続けて家でのんびり、お留守番していたのです。どうよ。

 それにしても老婆が転倒して怪我をすると、家の中の雰囲気が何とも暗くなります。老いぼれた両親の現実、弱すぎる足腰、高齢化社会がじっとりと家の中に充満してくるのを感じ、鬱々となります。

 そんな我が家にタイミングよく、甥っ子兄弟登場です。甥っ子長男は物の分かる小学三年生ですから、顔面打ち付けて顔に湿布を貼っている老婆を見て、痛そうだね、かわいそうだねと老婆をいたわる、まあ当たり前のつまらない反応しかしません。それに引き換え、来年から小学生のホープ甥っ子次男坊は、生きのいい反応をしました。

 片方の目が腫れあがり、左右非対称になった老婆ママンの顔を見て、「ふわはあっはっはっはっーーーーー、おもしれーーーー」とそれは楽しいそうに笑うのです。ほがらかな、子供らしい明るい笑い声が、部屋中にこだまします。怪我の心配よりも、老婆の顔の面白さが、圧倒的だったのでしょう。大爆笑です。

 次男坊の爆笑が、勝山家を包んでいた陰鬱な雰囲気が吹き飛ばしました。転んで怪我したくらいどうってことないじゃん、次転んだ時は一回転して着地すればいいのさ、とみんなが前向きな気持ちになりました。子供の笑い声って、一番の治療法ですのう。

コメント

  1. 私も雪が降るとテンションが上がって、
    長靴完全装備で雪だるまを作りたくてたまらなくなる人間です。
    転んで「顔面」を打つという年寄りの
    受け身ですよね。66歳を過ぎると面倒だから手をつかないんでしょう。
    いい話ですよ、次男坊活躍の巻です。

  2. うーむ、いい話しですなぁ~ と、いっていいのか分からないけど[E:snow]

  3. 次男の人、なかなか良いリアクションです。邪気がないというか悪気がないといいますか。
    とりあえず転んだら受け身をとれば良かったんですよ。自分もこれから毎日受け身練習しますんで、ママンも練習よろしくお願いいたします。まぁ、一番の対策はやはり外出しない事ですよね。

  4. 雪が降った日から3日くらい私も外出はしませんでした。食事は不健康なことに、ほとんどカップラーメンだけで過ごしてました。その後外出して、路面に残った雪を蹴散らして遊んでいました。今でも少し残っているので必ず蹴って通ります。雪に足あとをつけるのが楽しいのです。

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