2020-08

ひきこもり

怠け者になりなさいの思想

水木しげる先生の思想を誤解していました。「怠け者になりなさい」という先生の言葉を私は、がんばらなくてもいいんだよ、自分のペースで生きていけばいいんだよ、そんなありがちなメッセージのひとつと解釈していたのです。が、水木先生のエッセイを読んで、それが全然ちがうということに気付かされました、こうなのです。 「99%の人間は無能なんです。いくら努力したって始まらないです。無駄な努力というものです」 by 水木しげる  我々しもじもの人間をバッサリと切っておるではないですか。おやおや、では水木先生自身はどうなんですか? というと「水木さんはアタマが良かったから」とおっしゃるのです。先生は我々の仲間ではな...
ひきこもり

ひきこもりニューノーマル

5ヶ月ぶりにJRの電車に乗りました。けっこうな数の民衆が、マスクをし、座席にすわってスマホをしております。民衆は自粛なんてしていないのですかな。  ながらく民衆から遠ざかっていたので、車内では圧迫感を感じました。少しでも民衆から距離をとろうと(無理なことですが)、出入り口のわきに立ち、自分が降りる駅までじっと耐えていたのです。  常々民衆と共に生きようと思っていながら、コロナさわぎ以降は、民衆の集う場にはいっさい行かずにいました。コロナもしばらくすれば収まるだろう、無理に外出するには及ばない、そう考えて、6畳間に寝そべって天井を眺めながら自粛を満喫しておったのです。  でもそれも私にひきこもり...
よもやま話

なまけ神の安楽死論

安楽死の法制化の議論というのは、人を殺しても殺人罪に問われないようにするためにやる政治的手続きのことです。今話題になっている「ALS患者の嘱託殺人」を例にとれば、患者に致死薬を投与して殺した2人の医師を、殺人罪にしないための法律をつくることです。  法制化の議論において、安楽死の当事者というのは、殺されたALS患者の女性ではない、殺した二人の医師です。死んだ人の罪は問えないので、殺された側は関係がない(死体を裁く法律はない)。  安楽死の法制化というが、具体的にはどういうことか。それは誰なら殺しても殺人罪にならないか、人間の命に優劣をつけて、「例外リスト」をつくることです。私個人としては、こん...
ひきこもり

特別給付金10万円を世帯主が渡してくれるか心配問題について

なまけ神の結論。部屋で素振りをすれば、何も言わなくても世帯主が10万円渡すようになります。  もらえるはずなのに「受け取れない」、そんなことでは困ります。国民一人ひとりに給付された10万円をネコババする不逞な輩を許してはなりません。非暴力不服従とはこういうことではない、ガンジーだっていざとなれば飛び蹴りくらいしたと聞いております。  素振りってどうやるのかという人に是非見てもらいたいのが、世界のホームラン王、王貞治の気迫あふれる素振りです。見てエナジーを受け取って欲しい。   さすが王さん。素振りの格が違います。日本刀(真剣)をつかって、天井から吊るされた紙を切るなんて、正気の沙汰ではありま...