2019-06

ひきこもり

アリとキリギリスとひきこもり

みなさんがよく知るイソップ童話『アリとキリギリス』は、原作では『セミとアリ』なんですよ、知っていましたか。セミというのが暖かい地方にしかいなく、北の国にはなじみが薄いので、セミをキリギリスに変えたとか、変えないとか。  『セミとアリ』ですが、内容はほぼ一緒で、夏の間、歌って過ごしていたセミが、冬になりアリのところに腹をすかしてやってくる、するとアリは「夏は歌ってたんだから、冬は踊ってればいいんじゃねえの」と言い放つという、そういう話です。  キリギリスにせよ、原作のセミにせよ、暖かい季節は楽しく歌って過ごしていた、将来の心配をして陰気に落ち込んでいたりなんかしなかった。そこを見習いたい。  ひ...
ひきこもり

ひきこもり安息日

休むことが大切で、疲れたから休むのではなく、休んで英気を養って元気になった人間が活動するのである、というようなことが本に書いてありました、なんかそんなような気もする。  週に一度は何もしない日、ひきこもり安息日を設けることによって、残りの6日を充実したものに出来るのではないか、安息日はネットもやらず、テレビも音楽も聞かず、本も読まず、電話にも出ない、ただぼーっとして過ごす。徹底して、何もしないをする。  よしやるぞと、自宅で寝たきり入院といった感じで一日中寝そべっていました。布団に寝転び、天井を眺めながら空想をする、が、さすがに途中でその空想も途切れてしまい、空想することもなくなってしまった。...
ひきこもり

「一人で死ね」ではなく、「誰も殺すな」じゃないのか

前回に引き続き、ひきこもり川崎事件に関するよもやま話です。ネットやワイドショーで事件を起こした犯人に対し、「一人で死ね」という言葉を投げつけるブームが起きているようですが、そうじゃないでしょう、「誰も殺すな」が正解だよな。  遺族だって犯人に対して「一人で死ね」なんて思ってない。死ねと言ってしまっては、人間として、犯人と肩を並べるるレベルまで堕ちたも同然じゃないか。  一人で死ねと言われた相手が自殺したならどうなんだ、事件を防いだことになるのか? 自ら手をくださなかっただけの違いで、人間の種類としては殺人犯それに近いんじゃないのか。  なんでこんな変な考えが話題になるのだろうと、グーグルを検索...
ひきこもり

ひきこもり川崎事件と次官事件について思うこと

今更ですが、↑2019年5月28日に起きた事件についてのよもやま話です。私はこれを、ひきこもり問題というよりは、事件と差別を結びつけておもしろがっている、そういう連中がワイドショーを中心にいるということ、ミヤネ屋や坂上忍はいかがなものでしょうか、ということだと思う。  犯人がひきこもりでなく会社員だったら、会社員と事件を結びつけて盛り上げるなんてことはしないでしょ。でも犯人が外国人だったなら、もしアメリカ・ヨーロッパの白人ではなく、アジア・南米人が犯人だったら、中国人や韓国人だったら、精神障害者、知的障害者、イスラム教、ホームレスだったならばどうだろう、ほぼ間違いなくやつらは、ミヤネ屋と坂上忍...
不登校

教育機会確保法の見直しと馳浩について(3)【マニア向け】

プロレスラーを安易に国会議員にするのはいかがなものでしょうか、スポーツ平和党のアントニオ猪木しかり、片岡鶴太郎似のレスラー大仁田厚、そして馳浩と…、こうして並べると馳浩がいちばん華がないよな、馳なんかより北海道で市議会議員をしている将軍KYこと、若松マネージャーのほうがよっぽど華やかさがある。  馳浩問題、教育機会確保法が密室でつくられているのは、かつて革命しない革命プロレスラーであり、人気レスラー武藤の黒幕と呼ばれていた、元体罰教師の馳浩が幹事長なんかやっているせいじゃないかと思っている。こいつを辞めさせたい、でも馳を次の衆議院選挙で落とそうとしてもそれはできない。だって落選運動をどんなにし...
不登校

教育機会確保法の見直しと馳浩について(2)【マニア向け】

プロレスとは、馳浩とは  馳浩、知らない人もいるかも知れないが元プロレスラーです。アントニオ猪木ほど有名ではないですが、馳浩も元オリンピック選手(メダリストではない)というのが売りのプロレスラーだったのです。  プロレスとは何か、格闘技なのか、スポーツなのか、男版宝塚のようなものなのか、これはやっているほうも、見ている方も実のところわからないと思う。戦って勝つというだけでなく、試合を盛り上げて、観客にアピールするという不思議な要素を含んだ興行であります。結論から言えば、シナリオがあって、それにそって試合をしているので、「筋書きのあるドラマ」というのがプロレスを表現するのに一番しっくり来ます。馳...
不登校

教育機会確保法の見直しと馳浩について(1)【マニア向け】

↑ポンチ絵。ネットからの拾い物。クリックすると大きくなるよ。  教育機会確保法が成立して3年、その見直し試案ができたらしいということを知ったのですが(ネットかどっかで)、肝心な試案そのものを見ることはできません。  ただ試案をA4の紙1枚にまとめた概要がネットに落ちていました(2019.06.16追記、 ←このブログで合同総会で配られた資料が見れるぞ)。一般の人には馴染みがないですが、これは議員会館の中で「ポンチ絵」と呼ばれているものです。議員会館にはパワーポイントでポンチ絵をつくる職人(官僚?)がいて、般若心経とマンダラを組み合わせたような珍画をつくりあげ、これを議員に配るのです。  3年前...
よもやま話

【庶民の節約術】NHKの受信料を払わない方法(3)

NHKの受信料は、地デジ+BSを合わせて、月に2280円です。年間2万7360円になります。全然割に合わない娯楽でしょ。  私個人としては公共放送はあった方がいいと思っているし、受信料で運営するというやり方も、国や大企業のいいなりにならず、中立をたもつための仕組みとしては悪くはないと思っています、が、現在のNHKが国に対して中立かというと、とてもそうは思えない。  それにNHKは無駄に巨大すぎる。地デジ2局、BS2局、AMラジオ2局、FMラジオ1局と、こんなにたくさんのチャンネルを使って、毎日つまんねえ番組を垂れ流しているのです、いかがなものでしょうか。  ひきこもり大臣として提言するなら、N...
よもやま話

【庶民の節約術】NHKの受信料を払わない方法(2)

NHKとの契約を解約するにはただひとつ、テレビを捨てたまえ(もしくはヤフオクやメルカリで売ってしまえ)。受信装置がなくなれば、合法的にNHKとの契約を解約できます。それ以外の方法は、だめだと思ってもらいたい。  「NHKから国民を守る党」なんかに相談したりしちゃだめだぞ、あの連中の仲間だと思われるだけで、目をつけられ、みせしめに裁判に訴えられるリスクが高まります。ひとり静かに、犀の角のように解約しましょう。  NHKだけ映らないようにする装置だとか、NHKが映らないように改造されたテレビとか、そんなものでは解約できません。見てないから払わないなんていうのも理由にならない。集金人ともめたあげく、...
よもやま話

【庶民の節約術】NHKの受信料を払わない方法(1)

実家暮らしのひきこもりならば、NHKの受信料は親が勝手に払っているというのがほとんどじゃないでしょうか。私もダディーがずっと、私が生まれる前からNHKの受信料を払い続けております。でも、もし自分の思うがままにできるのであれば、NHKの受信料なんて1円も払わねえぞ! と思っちょります。  こんなことをいうと、「NHKから国民を守る党」の一派と思われてしまうから、あまり言わないでおきたかったのですが、やはり言わずにはいられない。NHKの受信料なんて払う必要はないのです。「合法的」に払う必要がない、家計を節約したいのならばNHKの受信料を払わないようにすることです。  払わない方法ですが、まずはNH...
よもやま話

デモクラティック大名(10)

信玄は九死に一生を得ましたが、兄思いの弟信繁や軍師山本勘助などよき理解者を戦で失ってしまいました。これからは上杉謙信のように、大事なことは話し合わず俺ひとりで決めたほうがいいんじゃないか、信玄はそう思いつつも、すぐにデモクラティック大名の看板を下げることせずに、合議制を続けます。  一方家臣はというと、川中島の合戦でキツツキ戦法なんてものを主張したせいで大失敗していますから、軍議では信玄の意見に従うようになりました。形式的には合議制なのですが、実際は今まで以上に信玄の鶴の一声で全軍が動く仕組みへとなっていったのです。形骸化したデモクラティック大名ではありましたが、戦は連戦連勝、三方ヶ原の合戦で...
よもやま話

デモクラティック大名(9)

謙信は勝利寸前でしたが、こうなっては勝ち目はありません。あとはどうやって退却するかということになります。上杉謙信は敵中突破をはかりました。新手の先鋒隊と戦うことをせず、朝から戦い続けで疲れている正面の敵に突撃し、そのまま突き抜けて越後に戻ろうとしたのです。  その時、歴史が動いた。通り過ぎようとしたその敵の本陣に、当時最高級品であったヤクの毛でフサフサの兜をかぶった男がじっと座っていたからです。ひょっとしたらアイツじゃねえと勘づくと謙信は向きを変え、アル中特有の勢いでフサフサ兜のの男に馬上から刀で切りかかったのです。有名な信玄と謙信の一騎打ちです。  床几に座り、動かざる信玄は風林火山のうちわ...