2018

マニア向け

人狼ゲームとしての教育機会確保法(2) 誰が人狼だったのか?

☆ストーリー☆ 「ここはドブ川沿いの親不孝通りにある、不登校運動村。村人たちは、ほそぼそとではありますが、親の会やフリースクールなどのネットワークをつくり、平和な毎日を暮らしていました。しかし不幸なことに、ある日突然村を滅ぼそうとする人狼が村にまぎれこんで来ました! 彼らは昼は村人を装い、夜になると人狼になり、村人を一人殺します! 村人の誰もが標的になる可能性を持っています! 命に関わることなので、一刻も早く誰が狼か見破って、処刑しなければ人狼に食い尽くされて村が滅びてしまいます。一刻も早く人狼が誰か見破ってください!」  教育機会確保法に関して賛成反対とあれやこれやとやってきたあれは、教育機...
甥っ子

ひきこもり勝ち組プール

暑い、暑い、と言って部屋でへばっているというのは、自由時間の使い方として間違っています。暑ければプールに行けばよい。近所の市民公園プールに行きたまえ。昼のランチタイムが穴場で、プールもあまり混んではいない(ただし土日は除く)。  夏の日差しをあびて、もやし色の肌に刺激を与えよう。もやし一族よ、いまが唯一、全身に日を浴びることが出来る季節なのですよ、もやし色の肌が夏の日差しをあびて、ちょっぴりピンク色になる、ひりひりする、それがいい。  25メートルプールをクロールで、行ったり来たりしております。泳ぐのは、30分くらい。真夏にウォーキングなんかしたら、熱中症で倒れてしまうでしょ、それにおじさんの...
マニア向け

人狼ゲームとしての教育機会確保法(1) 序章

人狼というゲームを知っいますか? 有名なボードゲームなのですが、遊ぶのに7人以上、人を集めないといけないところが敷居が高い。私も数回しかやったことない。ただ最近はインターネットでもできるので、一人でも練習がてら楽しみことはできる、これとか。   人狼とは、どんなゲームか。ウィキペディアから引用して説明すると、まず村人陣営と人狼陣営とに分かれる。ただし誰が村人で誰が人狼かは分からない。昼と夜のターンがあり、昼のターンでは皆で話し合いひとりを処刑する。夜のターンは、人狼が村人を襲って殺す。これを交互に繰り返していく。人狼をすべて処刑すれば村人陣営の勝ち、村人と人狼の人数が同じになれば人狼陣営の勝...
和歌山・小屋・田舎暮らし

和歌山滞在メモ(3)

8/3(金)猛暑。やっていることは、上半身裸で、扇風機の前で、ごろ寝しているだけ。人間としてどうかと思い、湯の峰温泉の周りをちょこっと散歩。売店でコーラを飲む。勝ち組。本宮大社におみやげを買いに行く。今年は本宮大社2500周年でおみやげ記念グッズもたくさん作られようだが、すでにほとんどが売り切れていた。よいおみやげがない。わだまに戻る。晩餐は鳥肉。まいうー。 8/4(土)最終日。ちょうど帰るタイミングで、新しい滞在者が来る。『バラ色のひきこもり』を読んで共育学舎を知ったという、すごい偶然だ。10時半、わだまを出発。15時、名古屋到着。キトウバーことkeytoに行く。満喫。スーパー銭湯ゆーとぴあ...
和歌山・小屋・田舎暮らし

和歌山滞在メモ(2)

7/28(土)台風警報が発令されているが、台風は来ない。でも一応台風にそなえて、今日は自由時間。近くの熊野古道を少し散歩。汗だくになる。ユキさんの誕生日、鶏肉とケーキを食べる。まいうー。夜は『バック・トゥー・ザ・フューチャー』を見る。 7/29(日)雨。台風は通過したが、雨は降り続いている。しかたあるまい。本日も、自由時間にする。午後、雨がやんだので湯峯王子社跡と高浜虚子句碑を見に行く。また雨が降る。夜、ケンケンさんとミヅキさんが来る。ローストビーフを食べる。まいうー。 7/30(月)台風は完全に過ぎ去った。にもかかわらず、ずっと雨。これでは、しかたあるまい、本日もまた自由時間とする。雨が降り...
和歌山・小屋・田舎暮らし

和歌山滞在メモ

7/21(土)横浜出発。名古屋着、やさいとお酒のお店 key toに行く。パラダイス。変化球の日本酒を飲んだ。ウィークリーマンションに泊まる。 7/22(日)和歌山到着。共育学舎(旧敷屋小学校)ではなく、湯の峰温泉にある、民宿わだまに泊まる。三枝さんが借りている民宿で、かけ流し温泉つきで快適。ういー。 7/23(月)朝、わだまでぶらぶらする。昼、エアコンの効いたわだまでぶらぶらする。このまま怠けてていいのかと不安になり、湯の峰温泉のまわりを散歩する。あまりの暑さに気が遠くなる。車でスラムに行く、でも暑いので何もしなかった。 7/24(火)デモクラティックスクールくまのびに行く。そして川遊びに行...
脱ゴミ屋敷

脱ゴミ屋敷(5) レコードはいま売り時なのか?

いらない本やCDは駿河屋に売れ、というのが断捨離してきた私がたどり着いた結論ですが、レコードとなると駿河屋もブックオフも買い取ってはくれません。  ネットで検索して探したところ、ディスクユニオンがレコードを買い取ってくれると知りました。さっそく宅配買取を申し込み。送られてきたダンボールにレコードをつめて発送しました。  買い取り申込書に「レコードは値段がつかなくなっています」という但し書きがあるくらいだったので、値段は期待せずに待つことにしました。  ※  10日後。査定の結果がメールで送られてきました。レコード53枚中(シングル49枚、LP4枚)、値段がついたのはシングル15点だけでした。打...
よもやま話

腹は凹まない

太ってきた、と半年ほど前にブログに書いた。基本的に虚弱体質でひょろひょろしているにもかかわらず、腹だけが出ている。アフリカ難民のイメージです(彼らは栄養失調で腹が腫れているのであって太っているわけではない)。  立っている時は気にならないが、座ると腹がぽこーんと出る。腹が凸(ぽこーん)だ。中年男性は基礎代謝が落ちて、腹に脂肪が付きやすいという。皮下脂肪だけでなく、内臓脂肪もつく。しかも腹には凸ぽこーんとなるのを防ぐ骨がないから、腹が出てしまうのです。  腹に脂肪がつくと、ズボンがきつくなってはけなくなるのが困る。すでに何着かははけなくなったので、捨ててしまった。損害だ。もうこれ以上は絶対に太れ...
ママン・ダディー・介護

ふるさと♪

家でおたけびを上げ続けている、寝たきり要介護5の老婆ママンですが、外ヅラだけは良くしたいという見栄は残っているのでしょう、ヘルパーさんが来ている時だけは、礼儀正しくというか、せめて人間らしくと思うのかは分かりませんが、おたけびをあげず、静かにしております。  本日はリハビリの日、と言っても、もはや病状が進み体は動きません。リハビリでは食事をするために必要な口の筋肉を鍛えるのみです。舌を出して上に下へ、右へ左へと動かすというリハビリをします。  リハビリと言うと聞こえはいいのですが、やっていることといえば舌を出して、バカな表情をするという、コメディアンでもやらないような、いないいないばあの顔を次...
ママン・ダディー・介護

VR地獄変

耳栓をぎゅうぎゅう耳につめても、寝たきり要介護5の老婆ママンのおたけびだけは、どういう訳かよく聞こえてきます。周波数のせいなのか、それとも宿命なのか、理由は分からないのですがとにかくよく聞こえてくるのです。  「ふううううーーーっっっ」。黙ることを知らない寝たきり老婆のおたけびが今日もこだまします。つらい。おたけびのせいで部屋にいても集中ができない。文字が頭の中に入って来ないから、本も読めない……と思っていたのですが、、、読めるぞ! 芥川龍之介の『地獄変』ならすいすいと読めるのです。  むしろ以前より小説の世界に入っていける。老婆ママンの断末魔のおたけびが、小説の中の炎熱地獄、業苦に苦しみと重...
よもやま話

チンパンジーの悟り

狭くて暗いところに入り、そして二度と出てこない。これが私の考える「死」のイメージです。天国も地獄もない。  いずれ自分も死ぬ、絶対に逃れることはできない。なんとか死の恐怖から解放されたいなと思うのですが、凡夫ゆえに悟りをひらくこともできず、ひたひたと近づく死に恐れおののいております。  人間だけが、死というのを知っている。チンパンジーに死の概念はない。死に至る病におかされ、日々衰弱していったとしても、チンパンジーは気分が暗くなったり、絶望したりするとことはないという。いつもどおりの明るさで、飼育員に愛嬌を振りまき続けるんだって。えらい、ゴータマ・ブッダ級の悟りだよな、私もチンパンジーになりたい...
ママン・ダディー・介護

かやいいやはああはーーー

「うふーふー」「うえいうえうー」「でいてえー、でいてえー」 これなーんだ? 正解は、朝から晩まで勝山家に響き渡る、寝たきり要介護5老婆ママンのおたけびでした。正解できなった人は幸せですよ。  寝ている時とヘルパーさんが来ている時以外は、基本的にこのようなおたけびが家でこだましております。老婆ママンのおたけび自体は以前からあったんです。が、だんだんインフレ化が進んできて、今ではほぼ一日中、老婆が「おたけんでいる」しだいあります。  なぜ、おたけびなのか。ひとつは、病状が進み舌が自由に動かせず話ができないから。そしてなにより、おたけびをあげると、介護をしている老爺がなんでも言うことを聞いてしまうか...
ひきこもり

図書館ウォーキング

健康のために1日1万歩、歩こうと決意したものの、ちっともできていません。梅雨で雨ばかりというのもありますが、それよりなにより、どこにも行くあてがない、歩く目的地がないというのが一番の理由です。  それならばと、私が実践しているのが、図書館の本棚の間を歩きまわる、図書館ウォーキングです。けして広いとはいえない図書館の中を歩き回り、100歩、200歩と歩数を稼ぐ地味な運動です。読む、立つ、歩く、の繰り返し。家から図書館への往復と、図書館ウォーキングを合わせると、1日5000歩くらいにはなりますかな。  いかがなものでしょう。なんだか、ひきこもり生活もどんづまってまいりましたが、一生懸命歩いておりま...
不登校

原田メソッド隆史とクラスジャパン

クラスジャパンについては前にもブログに書きました。その後、クラスジャパンはネットで話題になり、批判されたりもして、Webサイトから「日本全国の不登校者全員の教育に取り組み 通学していた学校に戻す」の文字が消えたりもしました。しかし頑なに変えず、守り通している部分もある。それが、  クラスジャパン会長、原田隆史氏の提唱する原田メソッドなのです。ならば仕方がありません、図書館で先生の御著書を借りてまいりました。原田隆史『カリスマ体育教師の常勝教育』でございます。  原田隆史とは、「鬼軍曹だとかヒトラー、マッカーサーというあだ名までつ」いた、元・中学校の体育教師です。「誰からも愛される楽しい先生」に...
ひきこもり

ひきこもりと社会と世間

社会も世間も、同じような意味で使われている言葉ですが、しいて言えば、社会のほうが広く、世間は狭い。  ひきこもりについて語られるとき、それは社会の問題だということにはなっていますが、じつのところ世間という狭い範囲から抜け出ていない。ひきこもりに対し、今はいいけど将来はどうするんだ? なんていう脅しは社会的でも、社会学でもない。世間からのお叱りでしかありません。  働きもせず、税金も納めていないくせに、権利ばかりと主張するな、というひきこもり叩きを最近目にしました。この手の批判にはまったく社会的視点はなく、狭い世間があるだけです。権利とは、労働と引き換えに手に入れるものではありません。税金で買う...
よもやま話

電車で(2)

「よしなよ」、と作業ズボンをはいた、いかにも建築現場で働いている、という風体の男性が、粘着女性と無実女子の間に仲裁に入ったのです。  一件落着、と思いきやそうはなりませんでした。粘着女性がケケケケと笑いだし、「超ウケル」「なにいってるの?」「意味わかんない」といって、その男性の姿をスマホのカメラで撮影しだしたのです。電車内の空気が凍りつきました。  この女は酔っ払いじゃない、精神が病んでいるんだ! と私はすぐに見抜きましたが、男性はただの酔っ払いとしか思っていないらしく、勝手に写真を取るのはやめろと冷静に注意をするのです。それに対し女性がいったのは、「口が臭えんだよ」でございました。そして、引...
よもやま話

電車で(1)

「足、踏んだでしょ」と、私の前に立っている女性が、私の右斜め前に立っている女子に対して言った、というよりはからんでいたのです。電車の中で、私が座っている眼の前で、そういう小競り合いが勃発していたのです。  酒に酔った女が、無実の女子に粘着しているだなと思い、私のなかの正義がむくむくと湧き上がりました。「やめたまえ」と、心の中でその女性に言いました。あくまでも心の中だけで現実には何にも言わずに、じっとしていたのです。  下手になんか言うと、自分まで巻き込まれるんじゃないかと……だって女子が足を踏んでないとすれば、ではいったい誰が踏んだのか? あれ? こいつじゃないの? この黙って座っているおっさ...
よもやま話

マクドナルドのアイスコーヒー

足の手術から3週間以上たちました。抜糸も終わり、風呂もはいれる、靴もはける、平日の昼間に近所をうろうろすることもできる、まずは治ったといっていいでしょう。最初7万8千円と言われていた治療費も、限度額適用制度を使うことで、最終的には5万9千円ですみました。よかった。  気持ちも軽くなったので、通常モードです、いっちょ断捨離でもするかと、使わないバイクのオイルが捨てることにしました。歩いて30分くらいのことろにあるカー用品店に行き、廃油ポイ捨てBOXを429円で買う。けっこう大きなダンボール箱です、それをさらに大きいビニール袋にいれてもらって店を出ました。  帰り道、このまま家に戻るのもさみしいの...
ひきこもり

葬と式に分ける

寝たきり要介護5の老婆ママンが、そろそろアレなので、図書館で葬儀に関する本をよく読んでいます。葬式本は多々ありますが、素人に対するアドバイスという部分では共通している、どれも言わんとすることはこうです。  葬式とは 身内が死んでおろおろしているすきに、葬儀屋と坊主が手を組んでおこなう詐欺である、言われるがままにしていると葬式代として130万~150万くらいぽーんと巻き上げられてしまうから、気をつけたまえ、ということなのです。  しかし葬儀を、まったくやらないわけにはいかない。そこでプロが薦めるやり方というのが、葬と式との分離方式なのです。葬は家族でこじんまりとやり、式は友人たちが中心となってお...
よもやま話

人生を終わらせる方法

35年ローンを組んで家を買えば人生は終わる。莫大な借金です。払う金の半分は利息です。ローンを払い続けるために会社は辞められない、残業も断れない、子どもの教育費はかかる、塾や習いごとにもお金がかかる、奴隷ですな。  まあでも35年ローンという途方もないものが組めるのは、正社員で収入があるからであって、我々のような底辺の貧乏人には関係がない。でも貧乏人にだって、これほどの爆発力はないものの、人生を終わらせる方法はある。  その①、家に金を入れる。信じられないことですが、低賃金、保証なしの時給で働いている貧乏人で貯金もないくせに、親に脅されて、家賃&食費として家にお金をいれる愚か者がいるのです。こん...
脱ゴミ屋敷

なかなかヤフオクで売れなくなってきた

いらない物はヤフオクで売ればいいとずっと考えてきたし、たびたび出品もしてきた。でも、どうにも昨年末くらいから、何を出品してもちっとも売れないのです。  ヤフオクが悪いのかとも思い、メルカリやアマゾンのマーケットプレイスにも出品してみたけど、最安値にもかかわらず売れない。  なぜか。これは日本のゴミ屋敷業界の人たちがいっせいに断捨離をはじめ、ミニマリストを目指しはじめたからじゃないのか。かくいう私もミニマリストという強迫観念に追われて家にあるものを捨てすぎる人たちに憧れをいだいている。なんにもない部屋にごろんと寝そべるのはとても気持ちよさそうだ。  駿河屋やブックオフのようなリサイクル店の買取り...
よもやま話

入院の思ひ出

病院から電話があり、2泊3日の入院費用が確定しました、78,000円です。うわわわ、高い。限度額適用で5万7千円だろうと思っていた自分が甘かった。なんか納得できないけど、しかたないのかなー。病院で聞いてみよー。  入院メモリー。  その①、病室。自分が入院したのは6人部屋。6人のうち、3人が、うるさいパワハラオヤジ患者だった。オヤジたちは大声で、看護師の悪口を言いまくる、こいつらキチガイか? と思うくらいの看護師に対して、威張り散らすオヤジが3人もいるんだぞ。真のキチガイは私だけのはずなのに……そんな本物をよせつけないオヤジたち、朝から病室でしゃべりまくる、携帯電話をつかいまくる、ヘッドフォン...
よもやま話

退院しました

5/1に入院、5/2に手術、5/3に退院しました。右足の甲の部分にできた良性の腫瘍を取り除く手術をしました、成功したぞ、もう治った。けれどもすぐに走ったり、ジャンプしたりできるようになるわけではない、当分びっこです。右足はかかとで歩く感じで、体重をかけないように、手術した傷口を気にしつつ、恐る恐る、部屋の中を歩いています。  右足は腫れてるのか、むくんでいるのかよくわからないが、なんか膨らんでいる。自分の足を見るたびに、「ああ、怖い、怖い」と怯えています(みると怖いから毛糸の靴下をずっとはいている)。ゴールデンウイーク中は安静にしていましょうと医師にと言われたので、部屋の中でいつも以上にひきこ...
脱ゴミ屋敷

脱ゴミ屋敷(4) 駿河屋と貫通キズと買取不可

ゴミを捨てるのもなかなか一苦労、だって売ればお金になるんだもの簡単には捨てられない。ということで、またダンボール1箱分、駿河屋に売りました。  駿河屋にはあんしん買取システムというのがあって、発送する前にだいたい買取値段が分かります。あとは状態がよくないと少し減額される程度……だったんだけど、今回の駿河屋は辛味がきいてた。  もともとの買取価格は3600円でした。でもボードゲームがパーツの不備、箱、袋の破れを理由に、-2900円の減額で「買取価格700円」になっちゃった。このでかいボードゲームをいれるためにでかいダンボールをホームセンターで購入したのもむくわれませんでした。しかし私はこの条件を...
よもやま話

悪口の深層

自分が言われたくないことを、相手にぶつけるのが悪口なんだと、ネットに書いてあった。(どこになんて書いてあったかは忘れてしまったけど)確かにそうだなと思う。  自分が言われたら傷ついて、落ち込むようなことだからこそ、相手も当然ダメージを受けると信じて、そこを狙いうちにして口撃する。  そう、だから悪口は深層心理でその人の劣等感とか弱点と結びついている。たいていの悪口が「お前もな」の一言であっさり返されてしまうのもそのせいだ。  そう考えると、(自分が気にしていることが相手にばれてしまうと考えると)、うかつに悪口も言えないよなーっ、思ったけれども、でもやっぱ言っちゃうんだけどね。
よもやま話

入院します

入院しますと言っても、山奥にある、すべての窓に鉄格子ついている閉鎖病棟で、「俺をここから出せ!」と叫びながら残りの人生を過ごすことになった訳ではありません。  2泊3日、整形外科手術のために入院です。右足の甲の部分に、ぽこーんとこぶのようなものができ、BPOPという腫瘍なのですが、それをまあ取り除いたほうがよかろうということで手術することになりました。  5/1入院、5/2手術、5/3退院。急遽、すべの予定をキャンセルして、ゴールデンウィークに入院でございます。つらい。  悪意をもつ誰かが、私に黒魔術の呪いをかけたに違いありません。油断した。でも命にかかわるものでもなく、普通の人にとっては大し...
ママン・ダディー・介護

ヘルパーが来ると、こそこそ隠れる生活

アンネの日記みたいな生活を送っています。  つまりはこうだ、勝山家には要介護5の老婆ママンがいるので、毎日、なにかしらヘルパーだったり、医者だったり、ケアワーカーだったりといった人が、家に訪問介護にやって来る。  ぴんぽーん、と家のチャイムがなる。すると、台所で遅めの朝食(ひとりブランチ)をとっていた、ひきこもりおじさんは、慌てて皿とコップをもって、席をたち、すたたと自分の部屋へ、6畳間へ避難するのです。  じっと耳をすますながら、部屋で過ごす。おっ、ヘルパーが来たな。まだいるな、まだいるな、おやっドアの音がした、帰ったかな、うん声がしない、帰ったぞ、よしと部屋の出てきて、台所で食事をしたり、...
ひきこもり

ひきこもり進路相談(X)  全日制普通高校編

進路相談のプロ、キャリア教育の頂点にいるひきこもりおじさんです。正しい進路相談については、すでにブログに書いておりますが、ひきこもり進路相談(1)、(2) 、今回は中3の受験生が、全日制の普通高校を目指すならこれだという、正解を書いておきましょう。  近所の偏差値の低い高校に行きたまえ。小学校、中学校は家の近くの学校に行くが当たり前だが、高校となるとわざわざバス、電車を乗り継いで遠くまで通う人がいる、私もそうだったのですが、あれは無駄であった。毎日、毎日、通学時間という無駄な時間を積み重ね、心の中では「どこでもドアがあればいいのに」と小学生みたいなことを空想して過ごしていては、ろくな大人になら...
ひきこもり

短距離ランナー

「気分が乗った時に5分間だけ集中する男」、それが私、ひきこもり名人なのです。やるべき作業とか、ブログの更新とかは、夜になって訪れるわずかなゴールデンタイムに、ちょろちょろとやって、すぐお終いになります。  集中力が途切れやすい、気が散りやすい、そんな言葉が生ぬるくかんじるほどの、集中力の短距離ランナーなのです。  1日5分集中してひと作業したあとは、ぶらぶらして過ごします。さらに言えば集中する前もぶらぶらしております。1日ぶらぶらすることで、5分間の集中力を創り出していると言えます。劣化した充電バッテリーのようですね。  このわずかな集中力を、創造力に変えるのが、ひきこもりクリエイターの仕事な...
よもやま話

〆切り

田山花袋が本の中で、〆切りに合わせてつまらないものを書き、つまらないものを発表して、つまらない人と思われるのはつらい、というようなことを書いていた。  まったくその通りだ。たかがブログであっても、つまらないと思われるのはつらいから、時間がかかっても、少しでも面白いものを書きたいと思う。思うがゆえに、ついつい更新が滞ってしまう。  田山花袋は小説家だから、雑誌の〆切というものがあり、最終的にはそれに合わせて、書くわけです。  でもブログには〆切がない。ただ更新がない、状態になるだけ。そして久しぶりに、苦労して書いた記事というのは、意外とぱっとしないものだったりする、つらい。  やはり週に1回は空...
ママン・ダディー・介護

クーデター失敗

老婆ママン(推定74歳)が要介護5の完全寝たきりになってだいぶたつ。私は老婆マンとは、ハブとマングース以上に仲が悪いので、介護はしないと宣言をしており、実際になにもしていません。年老いた老爺ダディがひとりでママンの介護をしているのです。  世間での介護がどういうものか知らないのですが、勝山家では、ママンが介護するダディーに向かい「バカ野郎」「冷酷人間」「尊厳(を傷つけるな)」と叱咤罵倒する、地獄となっております。歴史の授業で習った、白人と黒人奴隷の関係って、きっとこんな感じだったじゃないかなー。  さて、ある日のこと、ダディーからママンの病名が判明したと聞かされました。難病、大脳皮質基底核変性...
よもやま話

魔モノ PC-6001

私が記憶する手痛い失敗の一つは、NECのPC-6001を購入してしまったことです。  ばーん。もう現物は持っていないので、ネットで拾ってきた画像です。1981年発売、これを「一生のお願いだから」と父に頭を下げて買ってもらったのが、小学校5年生のとき。見てもわからない人のために説明しておくと、パソコンです、当時はマイコンと呼んでいた、マイクロコンピューターの略ですぞ。  魔モノである。緑の画面の悪魔である。現代人には話しても信じてもらえないかもしれないが、画面は基本的に緑一色。モノクロ(白黒)ではなく、緑。古代コンピューター社会では、緑は目にいいという信仰があったため、画面が緑なのです。  ↑こ...
よもやま話

ふざけるな岩波文庫! 『アブサロム、アブサロム!』

小説に関して、古今東西の名作と呼ばれるものは一通り読んできた、と常にふかしている、ひきこもりおじさんです。だいたい読んでいるつもりなのですが読んでいない本が多々あるのも事実です。特に海外文学の長編をあまり読んでいない。翻訳調の変な日本語を、何巻も読むのは一苦労、二苦労なので、避けてきたのです。  それでも、ひきこもり文人として、読まねばならぬと思っていくつかは読んできた。そして今回挑戦し、私を今までの読書で体験したことのない、どん底に落とし込んでくれた本が、フォークナーの『アブサロム、アブサロム!』(岩波文庫)です。ポイントは岩波文庫版であること。ゆるさないぞ、岩波書店!  ネットに、名作だが...
不登校

クラスジャパンとは

クラスジャパンとは、人口減少が原因で起こる課題は、不登校の子どもへの教育で解決できる、と考える一般財団法人です。 だったのですが、不登校でも出席扱いを目指せるオンラインフリースクール「クラスジャパン小中学園」というものに変化していました。   それに合わせていちいち書き直すのも面倒なので、2018年に書いたままにしておきます。以下、それを承知の上でお読みください。   「ズコー!」、の一言で終わらせたい。クラスジャパンを批判するのは、面倒くさし、不毛である。しかし、ちょっとだけ書いておこう。事態は深刻だからだ。教育機会確保法という法律ができたせいで、クラスジャパンもできたのです。  クラスジャ...
ひきこもり

喪服を買ったぞ

喪服屋さんに行ってきた。正確には、スーツ屋さんなのかもしれないけど、私にとってはぜんぶ喪服屋さん。  店員とマンツーマンという状態で、服を買うのがつらい。床屋、歯医者にならぶ、苦手なところ、それが店員にぴったりマークされる店で、服を選んで買うことです。ユニクロやしまむらで、フリースを買うのとはわけが違う。  店員とコミュニケーションしなくちゃいけない、鏡の前で試着して、サイズが小さいとなれば、ワンサイズ大きいものを持ってきてくださいと、自己主張しないていけない。これは大きい、これは小さいと、あれこれ服を持ってこさせて試着してぴったりのを探す、それが終われば次はズボン、また試着して、小さいから、...
ひきこもり

趣味、確定申告。

私は確定申告のときだけ、ひきこもり名人ではなく、作家を名乗っています。個人事業主として、納税書をつくるためにです。一年間集めたレシートを経費(取材費等)として計算し、収支報告書をつくる。  わずかな売上から、レシート一年分の経費を引くと、いつだって勝山プロダクションは赤字になります。売上はマイナスになる。結果、源泉徴収でひかれたお金が、還付金として返ってくることになります、なるのですが……実は、税金には控除というのがあるので、私のような収入が少なすぎる人間は経費なんか計算しなくても、収入を申告するだけで源泉徴収分のお金は返ってくるんです。だから私のやっている作業は、100%無駄なのです。  じ...
ひきこもり

そろそろ喪服

甥っ子が平日なのに家にやってきました。インフルエンザで学級閉鎖、学校は休みだそうです。しかし、甥っ子も、もう中学生なので、昔ほど話は弾まない、遊んでもくれない。あのポケモンカードをやっていた頃の、熱狂はもう戻ってこないのです。昼飯をもくもくと食べる、おじさんと甥っ子。そのすぐそばには、要介護5寝たきり難病ママンが電動椅子に座っているのでした。  病気で手が動かないママンですが、電動椅子は足元のスイッチで、イスの座る位置を高くしたり、低くしたりということが操作できるのです。  本日は、老婆ママンはいつになく上機嫌で、甥っ子になにやらずっと話しかけていました。「はうらばぁ うがきごぉ ふがぎが……...
ひきこもり

健康法、一十百千万

寄席に行ったとき、落語家がまくらでこんな話をしていていました。健康を保つには、一十百千万が大切、だと。一日一回笑うこと、一日十人の人と会うこと、一日百文字書くこと、一日千文字読むこと、一日一万歩あるくこと。これが、身も心も健康にするコツだそうです。  一日に一回笑うには、TVやユーチューブを見れば簡単に達成できる。文字を書くのも、読むのも、楽勝でしょう。逆にこれは無理というのが、一日10人に会うということ。何人もの人間と町ですれ違いはするが、会ってはいない。毎日誰ともあっていない。人間との会話なんて二週間に一回くらいしかしていない、やばい、これは心の健康に悪そうだ。  一日1万歩あるくというの...
ひきこもり

ごきげん俺ラジオ

私が前に、ひとりでカセットテープに話しかけて、ひとりで自分の話を聞く、俺ラジオのパーソナリティ(兼リスナー)であったことは以前ブログに書きました。どんな調子で話していたかというと、「はい! 本日も始まりました、勝山実のオールナイトニッポン。パーソナリティの勝山実です! 俺の部屋をキーステーションに全国1局ネットでお送りします(←渾身のギャグ)」、とまあ、だいたいこんな感じです。  カセットテープの中で私は、自分のことをパーソナリティだと言い、聞いている人がいないのに、リスナーを強く意識していて、音声を録音しているだけなのに番組であると確信していました、そしてなのよりご機嫌なのであります。  た...
よもやま話

10年ぶりに競馬をやった

今更一ヶ月前の話ですが、10年ぶりに馬券を買った。クリスマス・イブの有馬記念です。  10年ぶりにJRAの場外馬券場(ウインズ横浜)に行ったけど、雰囲気は変わってなかった。日本中から無職のおじさんが集結してきている、あの感じは相変わらずで、自分だけじゃない、この星は仲間だらけだという気がして、安心しました。馬券は100円から賭けられるし、一年に一回くらいなら、ひきこもりの趣味としても悪くないんじゃないかな。
ママン・ダディー・介護

【いがみ合い2018】寝たきり老婆 vs ひきこもり

寝たきり要介護5の老婆ママンといがみ合ってしまいました。いまわのきわまで来ている老婆相手にいがみ合える人間もそうそういないでしょう。かわいそう、気の毒と思えば、なかなかクワッとなれるものではありません。  事件の発端はヨドバシカメラにあります。小学生の甥っ子次男坊とヨドバシカメラに買い物にいくことになりました、その時です。寝たきり老婆ママンが、iPadのケースが欲しいと言い出したのです。両手の動かない老婆にもとって、iPadは飾りでしかありませんでしたが、老婆のけなげさに同情し、甥っ子と私はおつかいとして、そのケースを買ってくることになりました。それが悲劇の始まりです。  ヨドバシカメラの売り...
よもやま話

お年玉もらった

あけましておめでとうございます。  寝たきり要介護5の老婆ママンからお年玉をもらってしまいました。15年ぶりのお年玉。14歳、11歳の孫にまじって、46歳のおじさんもお年玉をもらったのです。日本最年長記録なのではないかな。  なぜ急にお年玉が復活したのだろう、朝日新聞の記事のせいだろうか、あれを読んで親子共倒れの不安を感じ、えいと、最後に一花咲かそうと、やけくそになって私にお年玉をくれたのでは…。  そんなことがあり、今年のお年玉は、あげるより、もらうほうが多く収支がプラスになったぞ。大事に使います。