2018-09-09

よもやま話

ガラケー爺さん

どこにも行くあてのない、ひきこもりおじさんの居場所といえば図書館です。静かで、涼しい図書館は無職おじさんたちのオアシスです。平日、昼間の図書館の社会人席は、無職のおじさんたちで満席です。  そんな静かな図書館の静けさを突き破るのが、ガラケー爺さんです。爺さんの辞書に、マナーモードという文字はありません。電話がかかってくると、ガラケー標準のメロディーが図書館に鳴り響き、そのあと爺さんが図書館で大声でしゃべりだす。それが図書館のあるある風景でした。  でも最近になって、「図書館内での携帯電話の使用はおひかえください」という貼り紙が、これみよがしに社会人席にはられました。効果はてきめんで、ガラケー爺...