2011-11

love寂聴

お金大好き寂聴先生、最後の善行

ばーん。寂聴先生が特別講演会「遊行」と題して、渋谷公会堂を皮切りにツアーをしていることは、もうご存知ですよね。私の地元の、神奈川県民ホールでもやります。ただね、チケットが4200円なんですよ。値段も、ホールの大きさもロックコンサートさ。チャリティーとは無縁のガリガリ亡者です。  寂聴先生も89歳、しかも一度寝たきりになっていますから、今度の講演会が事実上の、公開遺言になります。原発に反対していながら、デモには一切顔をださない。無料では話さない、という徹底ぶりはさすがです。寂聴先生の説法はテレビでしか見れないのかと残念に思っていた我々に最後のチャンスが訪れました。  ひゃほう、チャリティー講演会...
甥っ子

おじさんは将来なにになりたいの

小学校の授業でやったことを、家に帰ってきておじさんにぶつける。それが甥っ子長男坊の行動パターンです。質問、「おじさんは将来なにになりたい?」。んんっ、前にも似たようなことを聞かれたことがあるぞ。その時は、おじさんは横浜ベイスターズの選手と答えたはずだ。  でも今回はそういう軽いノリとは違う、夢を語るというのとは少し違うようです。おじさんは思いつかず、うーん、うーーん、と腕組みをして悶えています。ふと甥っ子が誰に聞かせるでもなく、それでいて独り言でもなく、静かに心のツイッターで囁きました。  「あっ。おじさんは、もう将来か…」  そうだった、おじさんはもう将来になっていた。甥っ子からの質問は、二...
ひきこもり

ひきこもり反省文 -輪るピングドラム-

ひきこもり名人とか言って、全然ひきこもっていないじゃないか、ブログだけ読んでいるとそんなふうに思うかもしれません。でも11月に入ってから二週間、歯医者に行く以外は、ほとんど家にひきこもっていました。ひきこもり初心者のように、夜ふかしして、昼過ぎに起きる。何をしているかというと、パソコンでアニメの動画を見ているのです。  世間がイメージするひきこもりそのものの生活。ネトゲ廃人、の動画版といえましょう。ネットで「生存戦略」という言葉を見つけたのです。オタクが喜ぶ言葉といえば「生存戦略」だというような紹介のされかたでした。これはどういうことなんだろうと、気になってグーグルで検索するとアニメの動画がた...
甥っ子

ミッキーマウスが怖い

甥っ子次男坊がディスニーランドに行きたくない、俺は留守番していると、言い始めました。登園拒否ならぬディスニーランド拒否です。家族そろって楽しくディスニーランドと妹家族は考えていたところに次男坊の反乱です。  ディズニーランドが大好きな甥っ子長男坊が、おじさんなんとかしてくれ、弟をディスニーランドに行くよう説得してくれ、そして俺にカービィのソフトを買ってくれ(お金がないなら中古のDS版でもいいから)と懇願です。甥っ子のお願いには出来るだけ応えていきたい、おじさんの評価を上げるチャンスですから。ただゲームキューブ版のカービィはなかったはずだ。DSの中古ソフトを買ってこよう。目一杯安いやつを買うぞ。...
ひきこもり

オランダ新聞の取材を受けた

オランダ新聞の取材を受けた。オランダと言えば何か、チューリップ、水車、サッカー、ゴッホ、いえいえそれは違います、おらだと言えば大麻です。大麻を持っていても逮捕されない寛容の国がオランダ。世界は広いですのう。ヨーロッパの中心で、ぷかーっと大麻を吸っているオランダ人の肝っ玉のデカさが好きなのです。売春もカジノも合法です。結構な観光資源で税金もたっぷり入るという。  どうせ禁止してもやるんだからと、現実的な対応をしている。ワークシェアリングの国であり、自転車の国であり、教育の先進国でもある。日本以外の国に行かなくてはいけないとなったら、私はオランダに行きたい。憧れの国オランダ、だからオランダの新聞の...
よもやま話

atプラス10と人民新聞にインタビューが載っているよ

ばーん。atプラス10の、我は如何にして活動家となりし乎というコーナーに、活動家として登場しています。後半の就労支援批判は面白いと思いますので、そこだけでも読んでほしい。大きな書店に行けば必ずある。大物に混じって、ひょっこり載っていますので見てみてください。  ばーん。人民新聞、2011/10/25日号。150円、東京なら新宿の模索舎で手に入ります。昔は新左翼という名前だったのですがイメージが悪いということで、人民新聞になったとか。私から見るとまったく同じイメージなんだけどな。ゴリゴリの左翼紙ですが、フリーターズフリーを手がけている栗田隆子さんが編集に参加していることもあり、社会問題に関心のあ...
よもやま話

珍タイトル大賞

『安心ひきこもりライフ』がノミネートされてしまいました。ノミネート作品、過去の受賞作を見るかぎり、2011年珍タイトル大賞と解釈してよいでしょう。タイトルで笑わそうとか狙ってないのに候補です。他には作品はどんなものがあるのでしょうか。  『世界一周ホモのたび』。アウトでしょ。こういうのでガッハッハと笑っちゃいけない時代だと聞いております。セクシャル・マイノリティとか、性同一性障害とか、そういう言葉もあるわけだから、ホモと言ってしまってはアウトです。  『ブッダに学ぶゴルフの道〈地の巻〉』。煩悩あふれるナイスショット。個人的にはこれに大賞をあげたいです。アイアンが得意な舎利弗。パワーの目連。バン...
ひきこもり

ひきこもりグレーゾーン

ひきこもり男子は、「働ける」と「働けない」とにはっきりと、分かれているわけではない。働けるを黒、働けないと白とするなら、ひきこもり男子のほとんどはグレーなのです。働ける人とまったく働けない人との間に、壮大なグレーゾーンの中に存在しているのです。これを考慮せず、一律同様に就労訓練させるから、一部の成功例を除いて、ほとんどが挫折して、ひきこもりノイローゼになってしまう。  働く力もさまざまです。1日に1時間しか働けない人から8時間フルに働ける人と、それぞれのタイプがあります。当然、社会復帰や社会参加のやり方も、人それぞれで、変わってくるはずです。更に言えば、1週間に5日間勤務できる人と、週1日勤務...