2010-06-21

ケータイ小説

ひきこもりブッダ十大弟子 便所男ラーフラ編

甘やかしてはいけない。ひきこもりブッダは自分のことは棚にあげ、弟子たちには厳しく接していました。ブッダの子、羅ご羅ことラーフラも例外ではありません。特別扱いにしては、教団の中に新しい階級ができてしまいます。平等第一のブッダは、「くれぐれも、特別扱いはしないように」とラーフラの後見人である舎利弗(インド名・サーリプッタ)に、そのことを念を押して頼みました。  「おいこら、ビシビシいくぞ」、鼻息荒く決意するも、知恵と慈悲深いことで知られる舎利弗です。ちっともビシビシなどせず、慈悲オンリーでラーフラに接していました。甘やかしていたのです。増長すること山の如し。ラーフラは、とんでもない嫌な野郎に成長し...