2010-01

ひきこもり

偽善・家族の団らん

甥っ子の前では、仲良し家族を演じている勝山叔父さんです。夕飯を食べるときは全員揃って「いただきまーす」、おいしいねを連発しながら、笑顔で食事です。甥っ子を騙しぬいていたつもりでしたが、…どうも少々ばれているようです。  偽善団らんの最中、これらが演技であるということを忘れてしまう愚か者がいます。ママンでございます。いがみ合い、罵りあいでしかつながれない家族であることを忘れてしまうのです。 「携帯がない」とママンが騒ぎ始めました。イラっときますよね。しばらく携帯がないといいながら、無為無策で部屋の中をうろつきます。自分の携帯を鳴らせばいいじゃないか、むすっとして言う、その瞬間の〝不動明王フェイス...
ひきこもり

ネット乞食

ネット乞食という言葉を知りました。私のようなひきこもりの悪口なのかと、ひやひやしましたが違うのです。ネットに自分の銀行口座番号を公表して、お金を恵んでくださいと訴える人たちのことです。直接民主主義を思わせるような、大胆なアフィリエイトと言ってよいでしょう。  金くれというサイトが有名なようです。ずらっと並んだ口座番号と、情けないメッセージ。もしお金が手に入ったら何をするかという空手形がずらりと並んでいます。もともと冗談で始めたサイトでしょうが、こじれたひきこもりの叫び声集のように見えるのは気のせいでしょうか。せどり、アフィリエイトと来て、次はネット乞食が来るやもしれません。  個人情報がうるさ...
よもやま話

甥っ子にピアノ

お正月に、甥っ子が習い事をするなら何がいいだろうかという話になりました。何も習わないほうがいい、子供は遊ぶのが一番だ、と思いましたが、妹夫婦のやり方に口を挟むのはよくないとじっと黙っていました。  するとどうでしょう。老婆ママンが甥っ子に「ピアノを習わせよう」というのです。ふざけるな男でピアノやるなんぞ気持ちが悪い、ろくな人間にならないと鼻息荒く反対してやりました。おやおや、みんながお通夜のように、しんと静まり返ってしまいました。聞けば、甥っ子と仲良しの友達がピアノを習っているそうです。ほほう、さうですか、さうでしたか。叔父さんが、死ねばいいのですな。
ひきこもり

ひきこもり快適性アップ

ひきこもりを快適にするには、寒い冬でも窓を開けて一日一度は空気を入れ替える。どんな日でも30秒は外出する。ベランダは外である。郵便受けまで歩く。ゴミを捨てに行く。この程度の外出をするだけで、ひきこもりライフは格段に向上する。
ひきこもり

不採用とひきこもり

アルバイト等において、書類審査や筆記テストで落ちた人は幸せです。面接の結果落ちたのなら、人間が否定された気分になります。履歴書で落とされて良かったのですよ。
ひきこもり

忘れ物大臣

どうしても忘れ物をしてしまう。傘とかは諦めている。家を出た後に、財布を持っていたないことに気づくというパターンには自分でも飽きあきだ。すぐ忘れるかメモをしておこうと、必要なもの、今日買わなきゃいけないものを書き込んだ、そのメモをどこかに忘れてしまう。小学校の頃からずうっと、うっかりなのです。
よもやま話

ひきこもりDIY パソコンを作ろう

先ほどノートパソコンが、ボンという音とともに電源が切れました。と同時にハンダのような異臭がします。何かの部品が焼き焦げたようです。このパソコンとも6年の付き合いでしたが、いよいよご臨終の時が近づいたようです。寂聴先生だけじゃない、ノートパソコンよお前もか。  半年ほど前から、ひそかにパソコンの自作というものに取り組んでいました。格安で地球に優しい、ひきこもりパソコンを作ろうとしていたのです。二束三文の中古の部品で、ひとつのリサイクルパソコンを作る。お金はないけど、時間はある。ひきこもりにうってつけの趣味じゃないですか。でも作り始めて気づくのは、普通にメーカーの物を買ったほうが安いということです...
ひきこもり

勤勉なひきこもり

ひきこもりはひょっとすると怠けていないんじゃないか。世界の中心でないところで、局地的に勤勉である気がするのです。私自身毎日ではないにしろブログを書き続けています。面倒くさいでしょ、こんなこと。  甥っ子に頼まれて、ポケモンのゲームを進めてレベルをあげる、気づけば勝山おじさんはゲームをクリアしてしまいました。甥っ子が手にしたのは、ポケモン四天王のいないポケモントレーナーの跡地で、遊ぶ余地がほとんどない状態です。ゲームに対して勤勉すぎたのです。子どもには難しい謎解きだけをちょっとやってあげればよかったのに、最強の敵を根こそぎ倒してクリアしてしまったのです。  ブックオフで靴が擦り減るほど、店内を歩...
ひきこもり

ひきこもりとお年玉 後編

さて今度は、長男坊自身のお年玉の額を話し合いで決めます。いくら欲しいかと聞くと「100円!」と答えました。さては、わかっていないな。昨年が1000円 だったのに、なぜ今年が100円なのかおかしいじゃないか、弟より額が小さいじゃないかと問い詰めると、恥らいながら訂正します。「1200円」と。うむよし、と勝山叔父さんがぽち袋を用意し始めた途端、「まって、やっぱり 1250円!!」と甥っ子の最後のコール。交渉終了でございます。お年玉は兄1250円、弟500円に決定。  長男坊は大変喜んでくれました。もっとあげればよかった、小躍りするってこういう状態なんだろうなと思うようなナイスリアクションです。それ...
ひきこもり

ひきこもりとお年玉 前編

31歳までお年玉をもらっていました。甥っ子が誕生したことにより、今度はお年玉をあげる立場になったのです。カネ、カネ、カネ。世の中は金が全てと言わんばかりですが、子供はそれほどお金に執着しません。人は年をとるにつれて、利害関係ばかり気にする、生臭い生物になるのです。  親戚の価値はお年玉の額で決まる。常識ですよね。相場より低い額のお年玉を渡そうものなら一年間、ケチジジイと心の中で罵られ続けるのです。穀潰しと親に罵られるよりも、百倍辛い。双方納得、満面の笑みで正月を過ごそうではないですか。私は甥っ子兄を自分の部屋に呼び、お年玉会議を開きました。  甥っ子兄6歳、次男坊3歳です。私は長男坊に、次男坊...