月刊 瀬戸内寂聴 第7号
京都寂庵に行って「お前には失望した。がっかりだ」と言ってやりたい。ファンがなんでも喜ぶと思ったら大間違いですよ。私は憤慨している。まあ、これをご覧ください。 ばーん、「the 寂聴」セカンドシーズン突入、通算第7号です…が、この表紙は何ですか。いつものドス黒い笑顔がないじゃないか。これじゃ愛せない、別れ話を持ちかけたい。ちなみに表紙の赤いうねうねは、漆絵です。芸術的絵画ということになりますな、三流の。 漆絵作家のおじさんはあぶらぎっていて、寂聴先生を騙して一山当ててやろうとたくらむ山師そのもの、大変生臭くて結構なのですが、肝心の寂聴先生がおとなしすぎる。干し肉を喰らいドブロクを飲みながら、...