2009-09-26

よもやま話

続・月刊 瀬戸内寂聴 第6号

雑誌には歩いている写真がほとんどなく、寂ちゃんがお寺の中でぼうーっとしているシーンばかりです。たった四軒のお寺すら歩いていないのではと疑ってしまいます。寂聴先生の雑誌なのですが、今号はじゃらんのような旅行雑誌に成り下がっている。山と溪谷社責任編集「お遍路ブック」と名づけたほうがしっくりきます。イラスト地図&写真満載のお遍路大特集。寂聴先生が「歩けないお婆さん」として、雑誌のほとんどの部分で無視されています。そのおかげで雑誌としての質は大変高く、実用性があるのですが、ファンとしては生臭みがなく、しらけてしまいます。角川書店編集部にこの点について、強く異議を申し上げたい。  寂長先生が歩けなくなっ...