2008-05

ひきこもり

悪いひきこもり

ひきこもることは良いことだと語り続けてきましたが、そうじゃない悪い部分もあります。自分より弱い人間を見つけ出して、馬鹿にするようになることです。これはいけません、これをやったらひきこもりが台無しです。  アフィリエイトで月収二千円だ、と言っているひきこもりを馬鹿にしてはいけません。その気持ちをぐっと抑えて、自分が無収入であることをかみ締めるのです。他人を見下すほど、自分が偉いはずもありません。だってボクらはひきこもり中年男子じゃないか。ファイト。
ひきこもり

ひきこもりの葬儀

病院で死んで、火葬場に行って、骨をお墓に埋める。この3点セットは反葬式主義者の人も受け入れなければならないようだ。アインシュタインは墓を作らず、灰を川に流したという話に感銘を受けたものの、日本でやるとなると、まず焼いた骨をトンカチか何かで細かく砕いて粉状しなければなりません。あなたは出来ますか、否できません。  遺骨が残るように低い温度で焼くものですから、困るよな。それが気に入らないといって、高温で焼き粉骨する火葬場を建築する人…はいません。ここを受け入れざるを得ない。結果として、遺骨収容場所としてのひきこもりピラミッドが必要になってくるのです。ひきこもり専用の共同遺骨収容所です。  なぜ、病...
ひきこもり

焼け石に水

ひきこもり中年男子に就労支援だなんて、いかがなものか。焼け石に水という言葉がこれほどぴったりくる組み合わもない。イマジンしてごらん、真っ赤に燃え上がるひきこもり石に、小さなひしゃくで就労支援という水をかけている様を。  こんな根本的な間違いを誰も疑おうともせず、ひきこもりの高齢化が進んでいると嘆くばかりなのだ。ただでさえ就労という細く狭い非常口に、ひきこもりが殺到しているのだ。ひきこもりは火事のようなもの。大学進学という裏口から脱出した人もいる。  ひきこもり中年男子とは、誰もが我先に駆け込む非常口の前で、どうぞお先にお逃げくださいと、他人に道を譲る優しい人達である。この心意気が就労支援に熱中...
よもやま話

資源としての優しさ

相手のことを真剣に考え、厳しく叱ってくれる人は世の中に余っています。学校の先生といい、職場の上司といい、親もそう、厳しい人だらけです。  優しい人が不足しています。そもそも優しさというのは1日に2時間しか発揮できません。しかも一度優しさを使い切ってしまうと、充電するのに24時間はかかります。毎日怒る人はいても、毎日優しい人というのはいないのです。
ひきこもり

頼まれたことだけをやればいい

ひきこもり中年男子は、他人に頼まれたことだけをやればいい。チャレンジとかしなくていい。成長しなくていい、今のままでいい。出来るか出来ないかは、他人の判断に任せればいい。出来なければ頼んだ奴が馬鹿者だということだ。頼んだ奴が悪い。
よもやま話

甥っ子と相撲

久しぶりに甥っ子が遊びに来ました。相撲をしました。はっけよいのこったでがぷり四つ。甥っ子は叔父さんの太ももを手でギュッとつねり、股間に頭をゴンゴンとぶつけるのです。ひい、と情けない声を出して叔父さんは倒れてしまいました。勝った、勝ったと、甥っ子は大喜びです。5歳になるとなかなかやるな。次は負けないぞ。
ひきこもり

チョコより甘い贈り物

何でもブログに書けばいい、最近そう思います。もし、もてないのであれば、そんな思いをポエムにしてブログに書けばいい。少し心が軽くなる。か、もっと死にたくなるかはポエムしだいです。もし、アルバイトが長続きせずやめてしまったのならば、そんな忸怩たる思いをエッセイにしてブログに書けばいい。ネタのためにやめたのだと思えば気も楽になる。コメント欄で罵倒されても削除すればいいんだ。  悶々とした気持ちをすっきりさせるアイテムがブログなのだと思います。ブログの面白さというのは文章がうまいとか下手とかそういう問題じゃない。どれだけほろ苦い人生を送っているかを語り、それを読んだ人が共感する。お互いの胸に秘めたほろ...
ひきこもり

ひきこもり中年男子

彼女がいないのに、いるふりをするひきこもり中年男子。これが基本形で、あとはこれの変形である。  時間やコストの存在を無視して、アフィリエイトで儲かっていると言い張るひきこもり中年男子。大金払って英会話学校に入学したのに、三日でやめてしまったことだけはブログに書かないひきこもり中年男子。留学するからという理由で仕事をやめたのに、ずっと日本にいるひきこもり中年男子。やせればもてるという理由でダイエットを始めたはずなのに、なぜか健康のためにダイエットしたと言い換えるひきこもり中年男子。資格を取って働くと思いきや、また新しい資格の取るため自室で勉強にはげむひきこもり中年男子。継続こそ力なりと言っていた...
ひきこもり

ひきこもりコミュニケーション

コミュニケーションとは相手の話を聞くことだ。うまく話すとか関係ない。会話を弾ませようと話すことに力をいれて、思うように話が受けず、しーんとして死にたくなる、こんなプチ挫折をしてはいないだろうか。場がしんとする気まずさに耐えられず、コミュニケーションにたいし、へっぴり腰になってしまう。でも、それは間違いというものだ。  相手にどうぞとお話くださいと譲り合うひきこもり中年男子の優しい心が、沈黙を生むんだ。静か過ぎて、部屋の空調の音が聞えてくる。これこそ、やさしさのしるしだ。会話がつながらず、しんとしているということは、やさしい人達が集まり相手の話を聞こうとして譲り合っている証拠。美しい心の結晶なの...
よもやま話

テレビ

テレビって半分でしょ。1時間番組でも、見るべきところは半分の30分じゃないですか。だから生放送で見るのではなく、一度ビデオにとってから再生。CMを飛ばし、つまんない部分を飛ばして見れば、面白さそのままで時間は半分になります。  テレビは週に2時間しか見ません。ビデオデッキが壊れていて、3倍モードが使えないんです。だから壊れたビデオデッキの録画性能に、自分のテレビの鑑賞時間を合わせる。最初は不便でもすぐに慣れる。新しいハードディスク・DVDレコーダーとかは買わない。こういうのが本当のエコロジーだったりロハスになんだと思う。
よもやま話

共働き

午前中は夫、午後は妻が働く。こういう感じて暮らしていけるのなら、結婚という制度は素晴らしいものになる。
ひきこもり

ママンの日 -母の日-

瓶詰めのフタが固くて開かない時、ひきこもり家庭のママンはどうするだろうか。ほぼ100%ひきこもり息子の前にそれをすっと差し出すに違いない。親孝行プリーズ。瓶詰めのふたが開かない日は、もれなくママンの日だ。一年に一回だけカーネーションを送るだけで済む男子がこの世にいるということがボクは信じられない。  日々是親孝行。ひきこもり息子はえてして親孝行のしすぎである。子供を甘やかすのは良くないと言うが、本当に甘やかしてはいけないのはママンである。ママンの日というのは、甘やかすのは一年に一回、それも花を贈る程度のしょぼいものだけにしなさいという、教育的指導なのだ。  ひきこもり男子であるなら、親戚の集ま...
ひきこもり

不動明王

不動明王が怖い顔をしているのはなぜ。これは志を立てたときの顔だといわれる。お釈迦様が菩提樹の下「悟りを開くまでここから動かない」と決意したときの顔なのだ。普段は優しい男でも、志を立てた時はこのような厳しい顔つきになる。  今年こそもてるぞ、彼女を作るぞ、ゴールデンウィークが終わったら働くぞ、学校に行くぞ、部屋の中で一人決意する中年ひきこもり男子の顔もまた不動明王である。その決意・志の強さ、釈迦に少しも劣るところなし。
よもやま話

冷蔵庫

標準的な大きさの冷蔵庫であれば、野菜専用の野菜室がついてますよね。日本メーカーの冷蔵庫は凝っていて、肉保存用だとか魚用だとか冷蔵庫内にいろんなスペースがあります。最初はちゃんと野菜は野菜用、肉は肉のところとしまっていたけど、だんだん面倒になって空いているところに適当にしまうようになる。  ボクのうちではそれが更に一歩進み、買ってきた野菜は台所の床に、レジ袋に入ったまま転がっている。玉ねぎのような腐りにくいものは、とくに転がり率が高いです。ネギも台所に放置してあります、それが、ある日突然料理の食材としてとしてテーブルにぽんと並びます。  普通に食べます、当然ですよね。皆さんの家ではどうでしょうか...
よもやま話

炊飯器で米を炊きますよね。その後保温しますよね。何時間保温しますか。我家では24時間以上保温することがしばしばなのですが、いかがなものでしょうか。  24~48時間保温された米。最近の刑務所でもお目にかかれない「くさい飯」を36年間食べて育ちました。ご飯は2日に1回しか炊かない生活です。近年その食生活が間違っているらしいということに、家族全員うっすら気づき始めました。ご飯がくさいし、まずい、茶色くてぱりぱりしているのは…よくないのではと、ひきこもり家族が思い始めたのです。  食べきれる分だけを毎日、少量ずつ炊いて召し上がれ、ご飯がおいしくなるぞ。こんな大発見、みなさんのお宅でもどうですか。
よもやま話

硫化水素

腐った卵を食べ続けて36年、勝山叔父さんです。卵に賞味期限があるのをご存知でしょうか。ボクは何となくは知っていました。でも賞味期限を過ぎた卵を捨てる勇気がなく、いったいいつが生産日なのか分からない卵を食べ続けてきました。ママンは消費期限が近づくと冷蔵庫内の食品のラベルをはがして捨てるという隠蔽工作をするので、つねに食品の安全は自分で管理しなければなりません。食品メーカーの偽装、そしてママンの偽装と二重の偽装から食の安全を守っているのです。それでも騙されて消費期限切れのパサパサの納豆を何度も食べてしまいます。途中で気づいても面倒なのでそのまま食べてしまいます。  硫化水素で自殺というのが最近新聞...
ひきこもり

ビジネス書

ビジネス書は酔っぱらいの為の本で、アルコール中毒者が酒を求めるように、ビジネス書に刺激を求める。素面で読めるものではない、ポン中の為の本である。成功します、年収アップできますと、語りかけるが、まともな人間ならこう答えるだろう。結構です、必要ありません、今のままで十分幸せですから、と。ちなみにひきこもりと、成功に憧れる成功していない人とは、だいたい同じ部品で出来ている。