2007

ひきこもり

洗濯機コミュニケーション

悪い意味で親子のコミュニケーションを深めてくれる洗濯機。その性能が悪いほど交流の密度が高まる。親子のいがみ合いの90%は、最新高性能の洗濯機を買えばなくなると思う。洗濯、脱水、乾燥すべてを自動で静かにやってくれる洗濯機があるのだ。買えない値段ではない、いつだって買える。  雨が降ってきたから洗濯物をしまってくれと言われ、「うるせえババア」などと罵る必要がなくなる。早朝から洗濯機の音で睡眠を妨害されることもなくなる。洗濯機にいつまでも洗濯物が入っているなどということがなくなる。乾いた洗濯物が何日も部屋にぶらさがっているということがなくなる。Tシャツの首のところがびろーんと伸びなくなる。  ちょっ...
ひきこもり

神に試されている

信仰心なぞゼロの人間だが、これは神に試されているんだなと思う時がある。甥っ子だ。叔父さんお相撲しようよ、いくようー、はっけよいのこった、それーい、「うわあああぁ」 甥っ子がボクの足に噛みついた。いかがなものか。  怒るぞ、たたくぞお、きちんと躾をするぞ、という気持ちを打ち消すように、ボクの心に神がそっとささやく。試されているんだ、精進せよと。甥っ子に試されているのではなく、神に試されいるのだと気づいた。相撲で足を噛まれる…、神の試練以外の何物でもない。危うく堕落し、つまらない小さい人間になるところだった。  神の存在を感じ朗らかな気分でボクと甥っ子は何番も相撲をとった。相撲にもいろんな技があっ...
ひきこもり

人格改造マニュアル

何度も繰り返し読み、影響を受けた本。人の脳にはいろんな能力があるわけだです、学校や会社で必要とされる力はちょっとだけ。思考力とか創造力とかいらない。人に本来備わっている、生きるのに必要な能力(脳力)を出している暇なんてない。疲労感を脳に伝える物質など、ないほうがいいと思えるような世の中なのです。そんな日常生活を強いる社会に対する怒りが、この本の底流にあります。  本来の人として、脳に備わっている力を発揮できる生活がしたい。改造すべきは人格ではなく、世の中だ。それを百も承知の上での人格改造なのです。 ※2021/06/29 ちょい修正
ひきこもり

ひきこもりカレンダー

何年かぶりにひきこもりカレンダーを読み返してみた。打ち震えるものがあった。ひきこもりについてすべて語りつくされている、6年たった今でもこれに付け足すことなどない。勢いがある。当時のボクはマルコムⅩ、現在は鈴木宗男、それくらいの違いがある。本を書いていた頃は毎日睡眠12時間、物思い12時間という生活をしていた。やはり現役ピークの筋金入りひきこもりの考える言葉は、よく咀嚼されていて詩的でさえある。是非読んで欲しい、せめてまえがきだけでも立ち読みして欲しい。
ひきこもり

夏至

初夏が一番いい季節だ。日が長く明るい、夕方から夜は涼しい。窓を開けていると、いい風が入ってくる。ひきこもり冥利に尽きる。今日は夏至で一年で一番昼の時間が長い。ただ雨なのが残念だ。100万人のキャンドルナイトという小粋なイベントも行なわれる。
ひきこもり

親になって親のありがたみを知る

親になってみて初めて親のありがたみを知りました、みたいなことを言う人がいる。クズである。親のありがたみなんてなかったはずだ。ないものをナゼあると嘘をつくのか。  ひとつは東条英機が天皇をありがたがるのと同じ仕組みだ。子どもを自分に従わせるための演技なんだ。もう一つは自分の未熟ぶりを甘く見逃して欲しいという計算から、悪い親をあえてありがたがる。さらにもうひとつ、実際その立場にならなければ分からないという根拠のない言い逃れにも使える。まともな人間なら口にできない言葉だ。  子どもの頃の気持ちをすべて忘れてしまう記憶力のなさ。親にならなければ何も分からない相手の気持ちを思いやる心のなさ。だめでしょ、...
ひきこもり

派遣会社

派遣社員って日雇い労働者なんだよ。派遣会社って出稼ぎや日雇いの肉体労働者を斡旋するヤクザと同じなんだよ。
ひきこもり

ひきこもり原発 風力編

ひきこもりの就労支援・訓練と言えばどうしようもないクリーニング工場やら野菜切り、ダンボール潰しに清掃と働くのが嫌になるような単調な職種ばかりだ。もともと働くのが苦手な人たちに、このようなやりがいも報酬も少ない仕事は向いていない。人の役に立つ、生活に直結する仕事をするべきだ。  いずれ資源がなくなれば発電は人力でやるしかない。この考えを一歩前に進めたい。それがひきこもりと風力発電とのコラボレーションだ。横浜の新しいシンボルとして風車ができたのを知っているだろうか。風力発電の大きな風車なんだ。有害物質を出さない、安全でクリーン純国産エネルギーそれが風。風力発電とは理想のエネルギーに近い、ただし風が...
ひきこもり

単純作業は怖い

長く働いても何も身につかない仕事というのが多すぎる。ベルトコンベアーの単純労働など、真面目に何年も働いても何も身につかない。怖ろしいことです。商売のコツとか経験とか、技とかなーんも身につかんのです。労働がどんどん分業化され単純化されると、何も身につかない労働者となる。  働いても独立できない。働いている人よりも、勉強だけして資格を取る人のほうがまだ独立に近い。大きな工場で働き続けたら間違いなく自立できない労働者になりますぞ。つぶしがきかず、一生同じ会社に勤め続けるしかない、立場が弱すぎる労働者になる。  スーパーでレジの仕事を10年続けても、ずっとバーコードを読み取るだけでしょ。何も残らない、...
よもやま話

「日刊ココログ・ガイド」に紹介してもらった

「日刊ココログ・ガイド」というサイトで小さく紹介してもらいました。うれしいですね。ただ他のブログと見比べるとデザインが悪いんだなと改めて気づきました。極端に絵心がないというか、悪い意味で個性が出すぎ。ホームページビルダーっぽいね。 日刊ココログ・ガイド 掲載日:6月13日 該当ココログ:「鳴かず、飛ばず、働かず」
ひきこもり

マイブームブーム・ブログ編

ブログを書いている人なら心の中に、好きなことを好きなように書きたいひきこもり小説家と、とにかく自分が書いたものを読みたいひきこもり読者と、他の人も読むかもしれないのだからもう少し質の高い面白いものを書くべきと考えるひきこもり編集者の3人が住んでいるはずだ。なっ、ボクの病んだ心の中だけじゃなくて君の心の中にも住んでる。  最近ひきこもり編集者が面白くない、もうちょっと笑わせないとだめだよかつちゃんとダメ出しする。なんだよこっちは上機嫌でブログ書いてたのに、とひきこもり小説家は考え込む。ブログの更新が遅くなる。そうすると、おいおいいつまで待たせるんだ何でもいいから早くブログ更新しろとボクの心の中に...
ひきこもり

自分探しはどこにいった

自分探しという言葉があったような気がする。本当の自分を見つける旅みたいなのがあったでしょ。君はどうだ、君は出会ったか本当の自分に。何の根拠もなしに「もっともててもいいはずだ」と愚痴る本当の自分。「働くと疲れちゃうんだよ」とすべてを投げ出す本当の自分。「たぶんオレは天才なんじゃないかな」と他人には分からない才能に自信満々の本当の自分。  いかがなものか。現実を踏まえ、謙虚な気持ちで、古今東西の名作を一通り読み、自分とは何か、どう生きるかを考えた結果が「もっともててもいいはずだ」に代表されるような本当の自分である。35歳だ。これが本当の自分なのだろうか。でもどんな人でも、自分は本当はいい人だ思って...
ひきこもり

ノーモア叔父さん

どうしたらひきこもりが治るかとか、どうしたらひきこもりにならないかとか、はっきりとこれだという答えはないが、なんとなくあーしたりこーしたりすればいいんじゃないかとは皆ぼんやりと考えている。ノーモア勝山叔父さん。叔父さんの悲劇を繰り返してはならない。ああなっては取り返しがつかんぞと、一族総出一丸となり甥っ子には反・ひきこもり教育をおこなわれている。  ひきこもらないための躾(しつけ)。叔父さんにしてきたことの反対のことが、甥っ子におこなわれているわけだ。勝山叔父さんがひきこもってしまったのも、親の躾が厳しすぎたという説が有力である。その反省からゆるい躾こそ大切であると考える。子供に怒鳴ったり、ぶ...
ひきこもり

デブの国

デブは過半数で与党自民党状態なのだから、どうどうとしていればいい。ダイエットなどさせられる覚えはない。デブに都合のいい法律を作ればいいのさ。痩せを死刑にすればいいのさ。選挙をすればデブが勝つのさ。国民投票をすればデブが勝つのさ。ダイエットを法律で禁止すればいいのさ。痩せから表現の自由を取り上げればいいのさ。世の中を自分の体型に都合のいいようにすればいいのさ。過半数以上の与党なのだからさ。  ハゲは過半数で与党自民党状態なのだから、どうどうとしていればいい。アートネイチャーなどさせられる覚えはない。ハゲに都合のいい法律を作ればいいのさ。ふさふさを死刑にすればいいのさ。選挙をすればハゲが勝つのさ。...
ひきこもり

ひきこもり文明進化

科学の進歩。自分の周りにあるありとあらゆるものが進化していく。進化していないのはリニアモーターカーくらいではないだろうか。どんどん速く、どんどん便利に、ほとんどのものが自動で機械がやってくれる。パソコンなんてすごすぎる機械だ。  こんな素晴らしい科学の力、人類の偉大なる進歩、にもかかわらず労働時間がちっとも短くならないのはなぜなのだろうか。こんだけ機械が発達したら、やることがない暇な人間だらけになるはずでしょう。そうでしょう、奥さん。実際はみんな忙しい。交通網は発達したのに、通勤時間は長くなる。機械を導入しても仕事が楽にならないし、労働時間も短くならない。いかがなものか。  人が怠けるための科...
ひきこもり

何でもいいから働け

仕事の中身が大切である。お金さえ稼げれば、どんな仕事でもいいというはずがない。当たり前だ。仕事だけでなく、勉強だって、遊びだって、自分のやることなすこと、全部中身が大切。ひきこもっていてはいかんぞ、「何でもいいから働きなさい」という人は間違っている。どう考えても、何でもよくない。  想像してごらんよ。人の役にも立たない、非建設的で、楽しさも、充実感もない。そんな仕事、勉強、遊び、その他何でもかんでもを。何をするかその中身をおろそかにしてはひきこもった意味も半減する。
ひきこもり

褒めることについて

気心知れた仲間とは何を話しても、会話が成立する。波長が合う人とはどんな話でも会話が成り立つ。問題は全く心が通わず、接点のない人とどのようにコミュニケーションをとるかということだ。  それにはユーモアしかないというのがこれまでの結論でした。ユーモア、つまり笑いの要素を言葉に含めれば何とかなるぞと。一般的な親子の会話のような、すごいスピードですれ違う上り電車と下り電車のような、心が寒くなる似非会話をふせぐには、ユーモアである。ユーモアさえあれば大丈夫。  大丈夫?本当だろうか。そもそもユーモアが常に湧き出る人がいるのだろうか。サッカー日本代表のオシム監督のように常にウィットに富んだユーモアを、語録...
ひきこもり

成功哲学

成功哲学のたぐいの本を読むと、ようは成功してお金持ちになり何がしたいかというと、悠々自適の老後を送りたいのだと知った。成功=悠々自適の老後である。大きな家で、タイプライターで自伝を書きながら、執事が運んできてくれたおいしいレモネードを飲む。これが成功だったのだ。  足るを知り、悠々自適にひきこもれば、○○王と呼ばれるほど、何もここまで大成功しなくても、十分満足できる人生が送れるはずだ。成功者が語る、成功の秘訣とはつまるところ、「自慢は知恵の行き止まり」ということわざに行き着く。
ひきこもり

ひきこもり哲学

主張、哲学のない人は、他人の主張や哲学を粗末に扱う。信念のない人は、信念の価値が分からないから他人の意見、考えを尊重しない。「理想を持たないものは現実家ではない」とは森鴎外の言葉だが、理想について考えたこともない似非現実家ばかりじゃないか。考えない、人に聞く。なんでも答えが本に書いてあると思っている。「自分の考え」というものが、どんなに大事なものか分かっていない人間は、いかがなものか。
ひきこもり

戦争はなぜなくらないのか

軍隊がなくなれば、戦争もなくなるか。いや、なくなりはしないだろうが数が少なくなり、戦争の規模も小さくなるだろう。拳銃と同じで法律で禁止すれば、銃がらみの犯罪数が減るのと同じ原理だ。軍隊を肯定するのは銃社会を肯定するのと同じ。どこの国も軍隊なんてもたなければいいのにと思うし、それが正解なのだがなぜかそうならない。アメリカ人が拳銃を手放さない同じノリでどの国も軍隊を持つ。撃たれる前に撃つ、撃たれたら撃ち返すの繰り返しだ。  平和は可能だが、平和でないほうを選ぶ人のほうが多い。拳銃を持ちたがるアメリカ人を説得できないように、国が軍隊を持ちたがるのを防ぐこともできない。平和主義者にとっては無力感との戦...
ひきこもり

マイブームブーム

みうらじゅん先生の本を読んでいて、ああ今はマイブームがブームなんだなと思った。マイブームとは、自分だけが夢中の趣味や自分の中だけの流行り物。それをみうらじゅんだけでなく、みんながそろってブログに発表する。ボクの場合はひきこもりブームでそれをずっとブログに書き続けているんだ。  他人のブログを見てつまんない、こんなものなんでネットで発表するんだって思うだろうけど、本人にとっては大ブームなんだよ。ただ本人にとってしかブームでないから他人が見ても面白いわけがない、ブログとは完成されたマイブーム補完ツールなんだ。みうらじゅん作の流行語マイブームが、言葉だけでなく多くの人に実行されているというのが素晴ら...
ひきこもり

格差社会とひきこもり

会社の給料や年金のシステムを見るに世の中は年寄りに有利で、若者には不利である。早く生まれた人が、後から生まれた人よりも得をするようにできている。  今から会社に入ったり、年金を払い始めるということは、今日からアムウェイを始めるのに等しい。生まれてきたのが遅かったという理由だけで大きな不利である。こんなシステムでもうまくやって儲ける人もいるだろうが、不公平であることは事実で、不公平は改めるべきである。  アルバイトは16歳から可能だが、選挙権は20歳にならないともらえない。高校生のバイト代が安くても政治に反映する権利もない。この10代で味わった無力感が若者の政治離れの土台となり、まともに異議をと...
ひきこもり

ひきこもり原発

いずれ資源がなくなれば、発電は人力でやるしかあるまい。ひきこもり原発や。たくさんのひきこもりが発電所に集まり、自転車をこぐ。スポーツジムにあるような自転車をこいで日本の電力を発電する。エコロジーでスローな暮らしになるんじゃないかな。世界は争いのない平和な世の中になる。
ひきこもり

苦しい体験を誇り、押しつける

辛く大変なことに耐えたからこそ今の自分があるんだ、という自慢らしきものから始まるありがちな説教がある。仕事や勉強などに、ちゃんと耐えたからこそまっとうで普通のちゃんとした生活を送っている自分がいるんだと自慢する。いかがなものか。そうかもしれないが、だからどうした、苦しい体験を誇り押しつけることに何の意味があるのか。  究極の苦労、忍耐と言えば戦争だろう。だからといって戦争体験が今の自分を作った、戦争に耐えたからこそ今の自分があると言うだろうか。実際、戦争を体験している人は戦争が自分に大きな影響をあたえたことは確かだが、そのおかげで今の自分があるなどと言うはずがない。みんなに戦争しろ、戦争を味わ...
ひきこもり

ひきこもりと普通

普通に生きる、普通に働く、普通に学校行くといった具合に、普通にしろという圧がつねにかかる。でも健康な人もいれば死にそうな人もいるというのが普通なのではないか。猛烈に働く人もいれば無職の人もいるというのが普通だ。東大に合格する人もいれば高校受験に失敗する人もいるのが普通だ。  お金持ちもいれば貧乏人もいる、それが普通の世の中。全員普通でお金持ちもいなければ貧乏でもないというのは、実現が困難な理想の世界なのではないか。普通というのはプラスマイナスのゼロ、全体としてつりあってるのが普通なのであって、全員が出すぎず引っ込みすぎずに生きることではないはず。  普通に生きるというのは、ずっと嫌なことを我慢...
ひきこもり

ひきこもりだし

人間的に深みがない面白みがない、つまりだしがきいていない。料理の決め手がだしの旨味であるように、人間もだしがきいていないと薄っぺらでつまらない。個性とはだしのことである。料理のだしは昆布や鰹節、煮干等を煮込めば作れる、では人間のだしはどうやって作るのか。  ひきこもることによって人間の「だし」はでる。人生のうまみ深み面白み厚み濃くまろやかさがでる、ひきこもりはだしのオーケストラだ。ひきこもっていなくても多少ならだしらしきものも出るが、インスタントの味の素のようなもので味気ない。食えない人間、魅力のない人間、ひきこもらずにしっかりと天然だしをとらずに生きたゆえにこんなつまらない人間になってしまっ...
ひきこもり

ポエム・ひきこもり哀歌

ボクは生まれた日象が死んだ 人生は泳げない海小さな浮き輪につかまって沖へ沖へと流される 苔の上に生えている咲かない花に水をあげよう
ひきこもり

ファッションセンス

誰だって親が買ってきた服を着て育っているので、そのファッションセンスのなごりがある。反抗してもオシャレを気取っても、ちょっと油断すると母親ファッションの名残がひょっこり顔を出す。こういうのを遺伝というのだと思う。
ひきこもり

叔父さんのわがままは筋金入り

甥っ子が遊びに来たら必ず泣かします。勝山叔父さんは甥っ子をかわいがること山の如しですが、それでも遊びに来たら一回は泣かしてしまいます。甥っ子を泣かすなんて、ひどい叔父さんだめな悪い叔父さんという風になるかもしれませんがうちでは、泣いた甥っ子が悪いということになります。  だって、叔父さんのわがままは筋金入り。どうこう言って何とかなるレベルではない。格がちがう。かないっこない。だだをこねさせたら日本一。器がちがう、人間ばなれしている、涙などとうの昔に枯れ果てたわい、あの岩窟王め。だからかわいい甥っ子が号泣しても勝ち目なし、いつも泣き寝入りさ。
ひきこもり

ほろ苦いメモリー6

小3の時に担任だったⅠ先生は非常に礼儀にうるさかった。私は授業中にビー玉をいじっていて、先生に見つかって叱られた。そして「そんなに遊びたいなら運動場で遊んで来い」と教室を追い出された。  ビー玉を持って運動場で呆然としていると2階の教室の窓から「ちゃんと遊べ」とⅠ先生に怒鳴るので、あわてて運動場の砂の上にビー玉を転がした。他のクラス体育の邪魔にならないように気をつけながら運動場にビー玉を転がした。確か2時間くらい転がし続けて、やっとゆるしてもらえたと記憶している。
ひきこもり

ほろ苦いメモリー5

小学校3年の時担任だったⅠ先生は非常に礼儀に厳しい人でした。小学校では名札を胸につけるのですが、付けずに家に忘れて来ることもあります。Ⅰ先生の法律では1回忘れたら2時間廊下に立つ、2回忘れたら4時間廊下に立つ、3回忘れたら一日中廊下に立つ、4回忘れるとニワトリ小屋の中に一日中立つという罰が待っていました。ヒトラーよりも気狂いなティーチャーです。私は丸1日学校の廊下ですごしたことがある。廊下で食べる給食は味がしないねえ。
ひきこもり

ほろ苦いメモリー4

私は高校のとき、時々学校に行く登校拒否でした。登校拒否が恥ずかしいという気持ちに欠けていた。だから突然ぶらりと学校に行ったのです。久しぶりに学校に行くと席が1番前の真ん中になっていました。さすがにそこで授業をうけるのは無理と、朝のホームルームだけ受けて、速攻で帰宅した。ああっ、あれもいじめだったのかなあ。
ひきこもり

ほろ苦いメモリー3

小学校5年生くらいの時には、勉強のできるおとなしくて真面目な子どもロボットとして完成していました。それで問題なしと私は思っていましたが、当時担任だったK先生の考えは逆だったようです。勉強だけできておとないしい子どもは実は問題があると考え(見抜いて?)、私はK先生から「勝山君、生きろ!」とよく声をかけられました。  「生きろ!」とはただ生きるという意味ではなく、生き生きと活力に満ちた、充実感が内面から湧き出る、そんな風に生きろという教えです。私は毎日死んだ魚を目をして勉強ばかりしている要注意の生徒でしたから、強制的に私の席は教室の一番前の真ん中、教壇のすぐ前。授業中でもたえずK先生のチェックをは...
ひきこもり

ほろ苦いメモリー2

小学校6年生の時に立候補して学級委員になった。本来なら男女1名ずつ2名選ぶ、ただ立候補者が多かったので、今回は特別にと先生の粋なはからいで男女2名ずつ計4人が学級委員になった。その4人の中の一人。でもリーダーは4人も必要ないので、私は何もやりませんでした。何もしない無責任な学級委員として、先生からの評価を著しく落としました。
ひきこもり

ほろ苦いメモリー1

高校の3年の時は完全な登校拒否で、ほとんど学校に行っていない。何ヶ月ぶりに学校にいったら自分が学級委員になっていた。不登校で学級委員になったのは私だけなんじゃないだろうか。あっ、もしかしたらいじめられていたのかも。
ひきこもり

ボクと甥っ子

甥っ子は叔父さんに気を使い、子供らしく遊ぼうとするけど、すぐ飽きちゃう。勝山叔父さんも甥っ子に気を使いゲームやおもちゃを用意しておき、一生懸命遊ぶ。でも甥っ子はすぐ飽きちゃう、ゲームやおもちゃが子供だましであることをすぐに見抜いてしまう。こっちが子守りでお付き合いで遊んでいるという、そんな生半可な気持ちには即ダメ出しだ。今日、甥っ子に一番ヒットした遊びは、ファミコンのカセットを本体に差し込んだり抜いたりするというもの。ゲーム関係なし。
甥っ子

ミュージック

甥っ子が「おじさんは変な人~♪」と歌うので、いたたまれなくなって近くの図書館に散歩に行きました。春です、いい天気です、桜が満開であります。春は散歩に限ると思いました。
ひきこもり

ウソ友クラブを作ろう!

どうにもいけません、友達が減るばかりでちっとも増えないのですから。どこに行くにもたいてい一人です。たまには気の会う友人とどこかに遊びに…、いや気なんてあわなくてもいい、ウソ友達でいい、「ウソ友クラブ」をつくろう!  出会い系と称したいかがわしいサイトなんていらない。孤独なひきこもりのためのウソ友系サイトを立ち上げようと思う。友達のいないさえない者同士が集まり(異性はお断り)、目を伏せ、沈黙し、うちとけず、雰囲気は重く、気まずく、ギスギスしていて、無理やり何かを話しては、皆で空笑い、そんなウソ友同士が出会うサイトをつくり、交流なんかして上っ面だけでもにぎやかにと思ったけど、こうやって文章にしてみ...
ひきこもり

ひきこもりに幸あれ

ひきこもりカレンダーという本を出版してからもう6年の月日が流れました。毎年飛躍を誓うものの、実際は地面すれすれれの低空飛行。ずっと同じ場所で足踏みをしていた、そんな6年間でした。さてどうしたものかと考えてみましたが名案が浮かぶはずもなく、ジャーの中にはいっている2日前の冷や飯にボンカレーかけてを食べたら、お腹が一杯になってそのまま昼寝してしまったよ。起きたらもう夜だった。  6年たって6才年をとった。35才になった。今どういう気分かというと、車に例えるなら6年の間に中古の下取り価格が下がり、今年とうとう下取り価格がゼロになった。勝山実の下取り価格がゼロ円になった、そんな気分だ。それでよし。無名...
ひきこもり

ひきこもりに都合のいい法律を

ひきこもりに都合のいい世の中をとなれば、ひきこもりに都合のいい法律をとなる。つまりひきこもりに都合のいい政治家を選挙で選べばいい。自民・公明党はない。ここまではすぐに決まるのだが。この先が難しいのだ。  ハチドリのひとしずくという話がある。最近読んだ。簡単に話すと森が火事になる、動物達は皆逃げる、一匹のハチドリだけが水を一滴ずつ運んで火を消そうとする、皆が無駄なことをしてと馬鹿にする、それに対してハチドリは「私にできることをしているだけ」と答えるという話。環境問題など個人ではどうしようもない大きな問題、でも無力感に負けずハチドリのように自分にできることを始めてみよう、そう思わせるいい話。  結...
ひきこもり

専業主婦とひきこもりの見分け方

専業主婦とひきこもりの見分け方。子供がぐれた時や、不登校になった時でも、生活や人間関係に大きな変化がない人はまじりっけなしの専業主婦。逆に孤立してしまう人は専業主婦というよりひきこもり寄り。本人が直接社会とつながっていない、子供を通してでないと社会参加できない、人間関係はほとんど子供がらみ、そんな場合は専業主婦よりひきこもりに近いかもしれない。ボクも週末は遊びに来た甥っ子の相手ばかりしている。専業叔父と言っても差し支えあるまい。
よもやま話

東京オリンピックは無理ですよ

東京都知事選の争点がオリンピック開催だが、2016年に東京でオリンピックを開催するのは無理です。無理っすよね。2008年は北京でオリンピックですよ。これでまた東京でってなったらアジアンピックじゃないですか。アジア選手権でしょこれでは。  2012年がロンドンであることを考えれば順番的に南米のブラジルか、南アフリカあたりが有力。仮に石原慎太郎がぶっちぎりで選挙に勝ったとしても東京オリンピックはない。ないでしょ。他の立候補者もオリンピックに反対という前に、それは「ない」と言うべきだ。実現の可能性がゼロのオリンピックが選挙の争点であるというのが切ない。
ひきこもり

ひきこもり度チェック その2

目がくぼみ、頬がこけ、やることがなく、水ばかり飲むようになっていませんか。気になるあなたも、そうでないあなたも今すぐひきこもり度チェック。 「働いて得たお金よりも、もらったお小遣いの額のほうがずっと多い」  合格です。ひきこもり度100%です。ひきこもっていると内面が豊かになり、何もしなくても退屈しません。1日の中に占める空想時間の割合が多ければ多いほどひきこもり度が高いといえます。何かをして無理やり時間を潰すようになっていたとしたら、あなたのひきこもる力は衰えていて、つまらない人間になりつつあると考えたほうがよいでしょう。
ひきこもり

ひきこもり度チェック

社会人として失格、ひきこもりとして合格。あなたのひきこもりは大丈夫?今すぐひきこもり度チェック。あなたの脳は元気ですか。  「ちょっと空想しているとあっという間に2時間位たってしまう」  合格です。ひきこもり度100%です。ひきこもっていると内面が豊かになり、何もしなくても退屈しません。物思いの耽り振りがよいほどひきこもり度が高いといえます。退屈だ、暇だと感じるようになったとしたら、あなたのひきこもる力は衰えていると考えたほうがよいでしょう。
ひきこもり

エロ院長に美人スタッフ

美人スタッフの影にエロ院長あり。ひきこもり作業所、ひきこもりデイケア、ひきこもりに関するフリースペース、自助グループ、何でもそれを運営している人たちがいる。さて、私の知っているところに、7人のスタッフが全員若くて美人というデイケアがあります。いかがなものでしょうか。  エロ院長のエロ人事の結果であること明白な、いかがわしいひきこもりデイケアです。恥を知れと言ってやりたいところですが、デイケアの雰囲気は明るくとても良い感じです。美人スタッフの周りに自然とイケメンのメンバーが集まり、それを目当てに女性メンバーが集まる。明るく元気な雰囲気が、年寄りや陰気者を遠ざけるという好循環が生みます。  陰気者...
ひきこもり

ひきこもり空母

ひきこもり作業所に通い始めてもう3年以上たつ。完全に作業所の主である。職員の人も親切で、親しい仲間もでき快適だ。「80歳までここにいたい」。あいや、それはいかがなものかと。  ひきこもり作業所が作られた目的はボクのような人間を社会参加、社会復帰させるためだ。ボクがこの作業所生活を満喫し続けると、社会復帰にくその役にも立たないだめ作業所、ボク自身が失敗作業所であるという証明になってしまう。つまりボクみたいなのがたくさんいるというのは、治らない患者であふれている病院と同じなのだ。  就職させた人数が作業所の優越を決める。知っているところでは7人が就労についたという。その作業所の所長は毎日が講演会だ...
ひきこもり

他人の心配より、自分の心配

人間いよいよせっぱつまってくると自分の心配より、他人の心配をするようになる。不幸な人間が、他人の不幸の心配をするようになるのだ。弱い人間の残念な習性だ。
ひきこもり

ひきこもりと原付免許

原付(原動機付き自転車)とは50cc以下のバイクのことです。ひきこもりにとって原付免許を取るということは、司法試験に合格するようなもの。もう他の資格はいらない。学校にも行っていないと身分を証明するものがありません、ツタヤでDVDすら借りれない。だから原付免許が必要なのです。  最近、顔写真付きの身分証明書を見せるように言われる場面が多々あります。振り込め詐欺とかあるので、郵便局とかでも些細なことで身分証を求められます。ひきこもりに身分はない。だからこそ原付ライダーという身分に価値があるのです。  原付ライダーは日本国内では無敵の身分ではないでしょうか。原付ライダー証明書であるところの原付免許を...
ひきこもり

誰にでも5人のファンがいる・ゴッホ編

ゴッホはかわいそうだ。生前一枚の絵も売れなかった、悲劇の天才画家。ゴッホの才能を認めなかったのは一般市民や権威ある芸術家だけではない。権威的でない前衛的な芸術家たち、ゴッホが尊敬していた印象派の先輩同志からも、まるで相手にされていなかった。でも5人くらいのファンはいた。一番の大ファンはゴッホの弟で、生涯にわたり文通をし、物質的支援をしてゴッホを支えたのだ。
ひきこもり

NPO法人 ひきこもり支援団体 「さつまいも」

NPO法人ひきこもり支援団体「さつまいも」、代表の勝山です。スモール・イズ・ビューティフル、人間の器が小さいことはいいことだをモットーに全国からとっておきの情けないひきこもり達がフリースペース洞窟に集合。お互いを「まだ若い」「これからだ」「未来がある」「なんでもできる」「頭がいい」と騙しあう活動を通じて、社会参加を目指します。あなたもいかがですか。